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zoom RSS デフレは起きていない──現代日本の作られた悪夢

<<   作成日時 : 2010/10/23 21:38   >>

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 「世界 2010年11月号」(岩波書店 刊)には、気になる記事が2本ほど掲載されています。

 『いま、政権交代の意味を改めて問う──私たちに必要な視点とは』(辻井 喬 著)では、テレビでろくな事を言わない評論家などと比べて、辻井なら、この情況をどう思っているのかという気になりました。

 やはり、権力にべったりのメディアの異常性を取り上げ、日本にはジャーナリズムがないのではないかというような感じの事を書いています。

 ロシアの交換の例を引き、何処の国のメディアがいいですかと聞いたところ、日本のメディアだと答えたのだそうです。

 これは喜ぶべきことかと思ったら、逆でした。日本のメディアは、言ったことを検証することなく、そのまま報道してくれるから扱いやすくていいのだという事のようです。

 欧米のメディアは、おかしな所が論点にないか、検証し追及してくるのだそうです。

 これを読んで、さもありなんと思いましたね。今では、もっとメディアは権力に迎合し、露払いと太刀持ちを自らすすんで行っています。

 そういった連中が、政治評論家だ政治アナリストだ論説委員だ、キャスターだと言って、大きな顔をしてテレビ、新聞、雑誌に、目に余る人権無視の言葉を平気で並べています。

 政治資金に関しても、辻井は、何処に出したか、何に使ったのかは極めて大事だが、入って来るカネに関しては、それほど目くじらを立てるのはどうかと述べていました。つまり、出ていく金を私腹を肥やすのに使うということは問題だが、例えば、鳩山のように、自腹を政治につぎ込むというのは、基本的には問題が少ないという考えのようでした。

 私も、全く、その通りで、たかだか不動産の所有権移転にかかわる報告書への記載時期が翌年になったことを問題にするよりも、選挙運動員をボランティアのように使い、本来支払うべき報酬を払う事なく誤魔化していたという生方の方が、悪質なんではと思いますね。

 次に気になったのが、何となく、デフレデフレと言っているのが気になっていたのですが、『デフレは起きていない──現代日本の作られた悪夢』(大瀧 雅之 著)という論文を読んで、なるほどと納得しました。

 実は、デフレと言っているが、価格変動を見ると、実は、価格が下落をしているのは、耐久消費財であり、非耐久消費財は、ほぼ横ばいなんだそうです。

 実質賃金の減少を考えると、日常に消費する商品の価格は、ほぼ変わらないので、実は、値上げになっている感じすらするのです。

 耐久消費財だけが、価格が下がっているわけで、こんな中でインフレ誘導を行う事が、果たして国民生活にとっていいのかという事を提示していました。

 そのインフレ誘導を図る新の狙いは何なのか、著者は、とくとくと語っています。

 こういう風に、統計のマジックで、一様にデフレデフレを言われる現実を、実体経済の構成比にセグメント化して統計数値を再考すれば、何故、デフレデフレと騒ぎ、インフレ傾向に持っていこうとする勢力があるのかが分ります。

 この論文を読んで、普段、生活に苦しんでいる身には、なるほどと思ってしまいました。


世界 2010年 11月号 [雑誌]
岩波書店
2010-10-08

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