チップに潜むハッカー

 「日経サイエンス 2010年11月号](日経サイエンス 刊)は、今、金星に向かっている宇宙ヨット「イカロス」を特集しています。

 上手くいけば、12月には金星に到着するらしいのですが、それにしても、よく光子の力だけで飛んでいけるものだと思います。

 得られる推進力は1円玉3個ほどの圧力なんだそうですが。

 読んでみると、この薄い帆に光の圧力を受けてヨットのように航海する方法は、アメリカ、ロシアなど幾度となく挑戦し、失敗していたんだという事が分りました。

 「イカロス」が初めて成功した事になるみたいです。すごいことで、それでも、日本でも、何度も失敗をした経験を生かしたいるのだということでした。

 こんな小さな力でも、持続的に受けていることで、速度は、超高速になるのだということでした。

 なんて読み進んで行ったら、ちょっと不気味な記事に出会ってしまいました。

 ”チップに潜むハッカー”というもので、回路が複雑、高密度化されているCPUでは、1社で全てを設計しているわけではなく、下手をすると、CPUチップの中に、ハードウエア的なウィルスなどを潜ませることができるのだということでした。

 えっ! と思ったのは、頭から、そんなことをするなんて思ってもみなかったので、何故? でした。

 1つのCPUの設計でも、沢山の企業が関与しているという事が分りました。

 CPUがハッキングされていたら、ソフトでどうのこうの防げるなんていうものではないので、恐ろしいことですね。

 そのための、セキュリティの方法などが研究されているんだそうで、私は、はじめて知りましたが、知らないうちに自分のパソコンが、誰かにハッキングされている可能性があるとすれば、本当に恐ろしいことで、見えない恐怖です。

 あらゆる機器にコンピュータが使用されるということは、膨大な数のCPUが使用されているという事で、まさかと思う部分でそんなことがされていたら、使用者では防ぎようがないですね。

 でも、言われてみれば、安全という保証はないわけで、目が覚める思いでした。

 てっきり、インテルならインテル内部で開発がおこなわれていると思っていたので、驚きでした。


日経サイエンス 2010年 11月号 [雑誌]
日本経済新聞出版社
2010-09-25

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