猪狩弁護士 マニラで変死

 「激突! 検察、暴力団、弁護士会……タブーの権力と対峙した弁護士の事件簿」(猪狩 俊郎 著/光文社 刊)が積まれていたので、つい読んでしまいました。

 猪狩さんといえば、元検事の弁護士で、先日。マニラで自殺したと報じられた方です。本を開けて、まず最初に、この本が、自分の身に何が起きるかわからない最後の本になるかも知れないという事を暗示して、フィリピンへ行ったことが書かれています。

 何か、自殺というのはおかしいなぁと思っていましたので、あまり、猪狩さんという方はよくは知らなかったので、どんなことをやってきた人なのかと思って読んでみることにしました。

 最初の新井将敬に関する章を読んで、検察のやり方に驚いてしまいました。

 当時、新井将敬といえば地元に近いので、多少は気にしていましたが、ほとんど報道をうのみにしていたような気がします。何で、自殺をしたかは分りませんでしたが、顧みると、何かやましいことを隠そうとしていたのかなぁと思ったのが事実です。

 しかし、この章を読んで、実は、この事件も、検察の無理な筋立てと、国会議員を逮捕起訴することが唯一の正義であると思っている特捜検察のねつ造事件ではないかと思うようになりました。

 この事件に巻き込まれた著者のスタンス、全く身に覚えがないが、つぎつぎと周辺の人間が逮捕され調書をとられ、疑心暗鬼になり右往左往する新井将敬の姿が描かれています。

 最近、少しは見直していた亀井静香が、な~んだ、やっぱり駄目なんだと、また評価が下がってしまいました。

 何故なら、頼るべき人がいない新井将敬が、唯一、自派に誘ってくれた亀井派であったので、亀井静香に、いろいろと相談するが、口ほどにもなく、検察の手中に追い出されてしまう顛末が書かれていたからです。

 今、日テレの報道番組で出てくる河合弁護士が当時の検察官として新井将敬の事件に関与していたみたいで、元検事を名乗る弁護士達の、無数の冤罪関与があるのでは、そして、平気で正義面をしてお茶の間に登場し意見を言う、何か、まさに、マスコミと検察の癒着した構造を浮き彫りにさせるものです。

 こんなにも、ヤメ検といわれる人間達が、現実の検察に対して口を聞いたりする、まさに、検事総長の公選化など、小沢一郎がすすめる検察の公開性こそ、かれらの既得権益をたち、冤罪を防ぐ、大きな一歩になることは間違いないという気になりました。

 何で、裏で、こんなにヤメ検が力を持ち、利用するのか。

 このほか、検事時代の事や、特に、暴力団との事件で、いろいろと動く過程で、弁護士会の問題など、私たちがあまり知る事がないような、特に、正義を売り物にしている人たちの組織の醜い姿を明らかにしていて、なるほど、あの事件はそういうことだったのかと思うことが盛りだくさんでした。

 これを読んでいると、やはり著者は自殺ではなく他殺ではないかなぁという気がして仕方ありません。








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