忘れてはいけない地検の出鱈目捜査

 思い出してみたら、石川議員の女性秘書をめぐる取り調べに関しても、酷いやり方が行われていたのでした。

 民野健治検事が3歳と5歳の子供を抱えるこの女性議員を、「押収品の返却があるので取りに来て欲しい」と告げて、東京地検に呼び出し、いきなり「被疑者として呼んだ。あなたには黙秘権があるので行使することができる。・・・」と被疑者扱いで取り調べを開始したという事がありました。

 それが今年(2010)の1月26日(火)昼ごろで、押収品の返却という事で、軽装のまま赴いたところ、上記のように、騙し打ちの取り調べを受け、小沢幹事長と石川議員が「共謀」していたことを認めるように迫り続けたというのでした。

 保育園の迎えなど行かなくてはならないのにもかかわらず、携帯電話はオフにされ連絡もできないまま、解放されたのは、午後10時45分、押収品も返却されなかったという、信じられない調査方法と予断に満ちた取り調べというのがあったことも、問題にしないといけないでしょう。

 そもそも、陸山会に関する政治資金規正法での3人の小沢秘書の逮捕も酷いと言わざるを得ません。途中で出てきた、嘘っぱちの水谷建設の話も、報道させるだけ報道させていて、小沢一郎=カネというイメージを流布させた、あるいは、マスコミが自ら加担して流布したことも問題ですね。

 結局、2004年と2005年の報告書への記載に関する問題だけであり、これは、色々なところで書かれています。つまり、取得土地が農地であったこと、また陸山会が法人格のない団体であるということに起因する、正当な処理方法であるということです。

 この処理方法を”その本質は小沢一郎氏の「1人2役」の自演に他ならない。”と言った、全く法律を無視した言いがかりを付けているとしか思えないブログもありましたが、逆に、この人たちの怪しい関係を疑いたくなりますね。

 法人格のない政治団体は、では、この場合、どうすればいいんでしょうかね? そのことに答えず、小沢一郎の「1人2役」だなんて決めつけるのは団体を運営したこともなく、法律や帳簿、不動産取引に無知であるという事を曝しているにすぎないでしょう。

 Oleve Xに、この事が分り易く説明されています。

※事実経過。

04・10・5 小澤個人が市街化区域内の農地(地目=畑)の売買を予約。

04・10・29 小澤個人が3億4200万円を支払うが、農地法5条により直ちには所有権移転ができないので所有権移転請求権仮登記を行うにとどめる。権利者=小澤一郎。

同日小澤個人は4億円の銀行融資を受け、そのまま陸山会に転貸。陸山会は即日2億円の定期預金2本に組む。これらは04年収支報告書に記載。

05・1・7 農地法5条による転用届出が受理されたので、所有権移転を登記する。所者者=小澤一郎。同日確認書により陸山会に移譲(民法上の売買)。陸山会は土地代金・登記料・登記手数料等3億4264万円を小澤個人に支払う。これらは、05年収支報告書に取得原価として記載。

05・06年中 陸山会定期預金を2億円ずつ解約し、小澤一郎個人に返済。それぞれを05年および06年の収支報告書に記載。

07年中 小澤個人は、右記2億円×2=4億円で、期限通り銀行に返済。定期預金を解約。07年収支報告書に記載。(以上)

※第五審査会「起訴相当」要旨。

【容疑内容】陸山会は04年10月、3億4千万円で土地を取得したのに、①大久保と石川は共謀して収支報告書に記載せず、②大久保と池田が共謀して、05年1月7日に取得したと虚偽を記載した。

【審査会の判断】石川・池田は小沢に事前報告・相談をしたと供述。担当者に任せていたとの小沢の供述は不自然である。

 ①小沢からの原資での購入事実を隠蔽するため銀行融資を受けるなど執拗な隠蔽工作ををした。

 ②代金は支払い済みなのに、05年固定資産税の負担を合意してまで本登記を翌年にずらした。

 ③小沢の多額の資金を周囲やマスコミに騒がれないための工作と推測。

 ④絶対権力者小沢に無断で秘書らが隠蔽工作をする必要も理由もない。

 以上、Olieve X 【陸山会事件を読む。】より引用させていただきました。

 渡辺恒三や岡田幹事長など、小沢=黒だというような発言をしていた人たちは、恥ずかしくて世間に顔向けができないでしょうね。

 何が民主党の黄門様ですか。

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