四畳半襖の下張

 荷風は、などと思いながら、くらや書店の雑誌コーナーを見ていたら、”四畳半襖の下張”のタイトルが目に入りました。「新潮45 10月号」(新潮社 刊)です。

 最近、「新潮45」は附録をつけているので、何かと思ったら、”四畳半襖の下張”の朗読と裁判に関する野坂昭如の”四畳半事件と裁判闘争”を語ったもののCDでした。

 当然原文も収録されており、”四畳半襖の下張”を書いたとされる荷風の話、そして、もうひとつ、芥川龍之介が書いたとも言われる”赤い帽子の女”の2作品が、幻のポルノとして取り上げられていました。

 「発禁本」の最新研究、ということですね。

 残念ですが、本屋さんで、附録CDの視聴は出来ない。

 ところで、”【新連載】閻魔堂の吹き流し *卑しき正体見たり/山本一力”では、アメリカのジョン万次郎等に関する記念館に訪問した時の話として、大きな記帳ノートがあり、天皇皇后が、上品に小さく記帳し、随行員のメンバーも、ひそやかに書いてあったのだそうです。その際、別な日本人も、書いていますよと言って見せてくれたのが『自民党幹事長 小沢一郎』と頁のど真ん中に大きく書いてあるページだったのだとか。

 天皇皇后が、小さく書かれているのに、小沢は、そんなことも気づかず、一人で頁を独占して書いている、とご立腹でした。

 その記念館の人も、呆れていたようだと書いていましたが。

 どうも、見ていないので分りませんが、天皇皇后が小さくひそやかに書いたら、すべての日本人は、それにならわなければいけないんでしょうかね。

 ましてや、小沢が書いた時を見ていないのだから、天皇皇后が書いていることを知らなかったかもしれないし、記帳の時に、ここにと言われたかもしれないではないですか。

 こんなことを取って、小沢一郎を不敬だという神経が私には、分りませんね。
山本一力ともあろう人が、そんなくだらないことを書くもんなんですかね。がっかりしました。


新潮45 2010年 10月号 [雑誌]
新潮社
2010-09-18

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