小沢・菅記者会見を見て

 久しぶりに、共同会見なるものをテレビで見てしまいました。民主党の代表選の記者会見です。

 小沢の言う所は、一貫して、官僚機構の再編を行う事で、地方への交付金の見直しなど、予算配分の決め方で無駄を削減できるし、逆に、官僚制度の見直しなくして、財源確保はできないということでした。

 すなはち、官僚制度の改革と財政の健全化は一対のもであるから、この部分を押し進めなくては、国民との約束を果たしたことにならない。現在の、事業仕分のようなもので、お茶を濁していてはだめで、早々と財務省の軍門に下った菅政権では、この根本的な改革はできない、という思いが伝わってきます。

 対する菅総理の考えは、消費税を上げなければ財政改革はできないという事のようでした。

 最後に、菅が、小沢の事を総理になった姿を想像できないなどと、この人は、どうしてこのようなことしか言えないのかと思うような皮肉を言っていましたが、その言葉は、自分自身に帰ってきていることを忘れてはいけないでしょう。

 全般的に見て、小沢の思いは、まったくもって明確で、官僚制度改革、地方分権など、根本的に見直すという事で、誰が見ても聞いてもはっきりとしています。

 これをマスコミが何と言っているかを、後のニュースなどで見ると、酷いもので、小沢の理想論に、菅の現実論だとか、小沢は、何をしたいかはっきりしていないだとか、この解説者達っていうのは、他人の言う事が理解できないような、よくもニュースで解説などして偉そうなことを言っていられるなぁと言う気にさせられました。

 政治とカネの問題に関しても、きちんと説明していないなど、小沢が言うように、強制調査権のある検察が1年以上も調査して、検察が起訴していないのだから、何らやましいことはないというのは当たり前でしょう。

 逮捕され起訴されている秘書たちの件についても、全く、起訴できるようなものではないことで無理やり起訴しているのはみえみえです。

 今月には、厚生省の村木さんの判決が出るようですが、大久保・石川等の件は、それに匹敵する様な無茶苦茶な逮捕・起訴劇であることは、普通に考えることのできる頭があれば、誰にでもわかることでしょう。

 このことに関しても、馬鹿の一つ覚えみたいに、説明責任をと道義的に問題が残るようなことばかり言っていますが、私は、やっていないと言っている人に、何を説明させるんでしょうか?

 お金の件なら、そんなことを言う前に、マスコミは、まず、官僚機密費の問題を、説明しなさい。

 どの放送局も、この国を根本的に改革して行こうという小沢の意志を、まったく、無視しようとしています。

 それは何故か?

 マスコミの既得権益を守りたいからだけなんでしょう、きっと。

 その一点だけを見ても、小沢と既得権益擁護に陥落しマスコミと一体となっている菅とでは、どちらが、国民の立場になって見ているか、はっきりしているのでは。

 今頃になって、民主党の党員で、小沢の言う事をよく考えてからなどというものがいますが、何で今更何でしょうかね。

 小沢の考え程、ハッキリとしているものはないではないですか。

 菅は、勝ち誇ったかのように、政調会長の復権を民主党のオープンでクリーンな政党への一歩であるというようなことを述べていました。

 そこが甘いから、官僚に付け込まれるし、旧来の癒着の構造を生むんではないですか?

 政官財の癒着の構造を断ち切るには、そこのところを、一旦切り離して、再構築するという事が絶対に必要案ではないでしょうか?

 菅が駄目なのは、構造変革なしに元に戻せば、オープンでクリーンと言いながらも旧来の癒着構造に戻っていくだけの事でしかないことが、分らないからです。

 要するに、内部的な構造が見えないんですね。

 これは政治家として致命的な欠陥ではないでしょうか。

 だから、表面的なことで右往左往してしまうんだと思います。

 今回の共同会見が良かったのは、きっちり放映されていたので、どこの誰がどんな質問をしたのか、演壇の二人が、誰に向かって話をしているかがはっきりとわかったことではないでしょうか。

 そして、この会見に関して述べたニュースキャスターのいい加減さと勉強不足がはっきりと、分かったことでした。



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