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zoom RSS 戦後論

<<   作成日時 : 2010/08/09 17:55   >>

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 「戦後論」(伊東 祐吏 著/平凡社 刊)という、何か硬派な感じの本があり、興味があったので読んでみました。

 この本は、評論家・加藤 典洋 氏の「敗戦後論」など一連の評論に対する批評を含めた論争を中心にして、一体何が問題であり、何を誤解しているのか、などを論及し、著者の主張である、「当事者意識」の欠如という問題点を浮かび上がらせているのでした。

 「敗戦後論」の批判について、概ね4種類の観点からの批判であることをまとめ、それぞれの批判を考察するという方法をとっています。

 特に、加藤 典洋の対象たるモデルが粗雑であるという批判と、新しい”わたしたち”の創造が、国家国民ではないかという批判に対し、批判者たちの間違いを、あるいは加藤 典洋の主張を理解していない的外れであるという事を論証しているのが印象的でした。

 「当事者意識」という分りにくい言葉なのですが。上野千鶴子A論及した点で、フェミニズムが国境を超えるという話に対して、韓国系アメリカ人から、戦争を遂行した国の人にそんなことが言えるのかという批判をされたっという話を書いてある部分では、なるほど、コカ国民批判派と目される人たちが、さも自分たちは、被害を受けたアジアの国の人と同じであるかのように言っても、日本人であると見るアジアの人からみれば、日本人なのに被害者の様な顔をして物事言うなといわれてしまうという現実があることを感じました。

 つまり、いくら国家国民を批判したとしても、現実的には、日本国という国家の国民として包摂されているということを抜きにして、批判はできないという事なのです。

 全体を読んで、「当事者意識」というのは、誰に向かって言っているのかなぁという気持ちになりました。

 知識人なのか、大衆なのか?

 本当に、大衆であるとするなら、「当事者意識」というものを持ちえるのか? と疑問に思ってしまいました。


戦後論 日本人に戦争をした「当事者意識」はあるのか
平凡社
伊東 祐吏

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日本の虚妄?戦後民主主義批判
論創社
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歴史社会学の作法?戦後社会科学批判 (現代社会学選書)
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佐藤 健二

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