公務員人件費35兆円?

 「公務員ムダ論--不況時代の公務員のあり方」(福岡 政行 著/角川グループパブリッシング 刊)という新書が目に入り、読んでびっくり、公務員の給与の額の多さに驚いてしまいました。

 著者は、テレビで見たことのある人なので、おそらくあの人だとは思ったのですが、定かではありません。鳩山政権の崩壊以前に書いた本のようで、鳩山政権の将来を占っていました。

 小沢 一郎に対する独裁制とか、あまり著者は評価していないようでしたが、リーダーシップと、党をまとめる牽引など、一事が万事、独裁とか秘密主義とか、どこで線引きするんですか? と言いたくなってしまいました。

 それはさておき、公務員の給与額が、おそろしや。

 「公務員人件費35兆円という数字/隠れた公務員の人件費/公務員の人数は356万人/総労働人口6700万人とのバランス」という事が書いてある、第二章を読んで、まさに、あいた口がふさがらないという思いになりました。

 これが本当なら、消費税増税は、公務員の身分と給与を担保するために上げるんですか!? と追いたくなってしまいます。

 阿久根市の市長の事を、もう少し、穏やかにやればと思っていましたが、この本を読んだら、国こそ、まず、率先して公務員の削減と給与のカットを行うべきだろうと思いましたね。

 特別会計の金額も、一般会計の金額より大きな収益がるとのこと。

 あまりにも、秘密にしていることが多すぎませんか!!!!

 民主党は、衆議院選挙で公約したことを、事業仕分なんて言う生ぬるいことだけでなく、もっと、ドラスティックにやるべきですね。それを、私たちは望んでいたはずでは?

 菅の消費税云々なんて言うのは100年早すぎます。


*2010/9/13

 「地方公務員拾遺物語 別館」さんのトラックバックに気がつき、さっそくよまさせていただきました。

 同ブログより引用させていただきます。

「日本の財政を考える(平成19年5月)」
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014_1905.pdf

では、「人件費」の項目を確認してみましょう。
ありました。
22ページで、公務員人件費が語られています。

しかしその総額は、27.9兆円!?
(平成19年度・2007年度です)

おーい。
35兆円という数字は、どこに書いてあるんだ~??

あった。16ページです。
35兆円の文字が見えます。

という指摘があり、私も、早速、平成19年5月財務省発行の「日本の財政を考える」を言うドキュメントを見てみました。

 たしかに、P22の『14.総人件費改革』の章を見ると、国家公務員5兆4,086億円、地方22兆5,111億円という平成19年度の給与関係経費が書かれていました。

 合わせて、27兆9197億円、ほぼ28兆円で、福岡氏の言う35兆円とは大きな違いとなっています。

 「地方公務員拾遺物語 別館」さんの言われているように、35兆円って、何だと思ったら、p16にある『2007年度~2010年代初頭における歳出改革』の2011年度の自然体、つまり何も策を取らなかった場合の予想人件費でしたね。

 ちなみに、最新のデータはと思ったら、
パンフレット「日本の財政を考える 平成20年9月」の15.公務員人件費の改革
に書いてありました。

 それぞれ平成20年度で、5.33兆円と22.2兆円という、合わせて、27.5兆円あまりという結果になっていました。

 これは、福岡氏もデータを訂正しないといけないですね。35兆円と28兆円では、話にならない金額の差ですから。

 私も、その点は、お詫びして訂正させていただきます。

 天下り、転籍退職金の額が、あまりにも多いので、うっかり、そんなもんかと福岡氏の数字をうのみにしてしまいました。

 ただし、ここ数年横ばいなのは、もう無理なのか、そうでないのかという事や、財務省の出している人件費構成がどこまで入っているのかということは、よく調べないと、また分らないですね。

 一人あたりの給与と、給与の分配体系、昇給体系、目に見えない、金額に出てこない民間中小零細にはない無償の優遇策等の問題でしょうかね。そういったことを勘案しトータルに考えて、どうなのかということでしょうか。

 そして大きいのは、独立行政法人などの公務員に準拠する様な、あるいは、多額の補助金が出ているような組織の問題でしょう。



公務員ムダ論――不況時代の公務員のあり方 (角川oneテーマ21)
角川書店(角川グループパブリッシング)
福岡 政行

ユーザレビュー:
福岡先生、そこまで書 ...
相も変わらない公務員 ...
データが多いのはいい ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る






日本の地方公務員の人件費研究
楽天ブックス
商品副データ地方分権時代における給与と福利厚生費の公民均衡のあ山本正憲ブイツーソリューション/星雲社

楽天市場 by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

この記事へのトラックバック

  • 公務員人件費総額が35兆円だというデマ

    Excerpt: 先日、某・国会議員さんの天然ボケで、公務員人件費が60兆円/年、とかいうデマが広がったというお話を書きましたが、今回は、公務員人件費が35兆円というデマを追求してみましょう。 Weblog: 地方公務員拾遺物語 別館 racked: 2010-09-12 22:42