電子書籍を作ってみた!!

 製品のマニュアルをインデザインで組んでA4、170ページ程度になっていたので、これをePub形式に変換し、電子書籍の作成を試みてみました。

 インデザインは、直接、ePub形式に書き出すことができるのですが、小さいドキュメントでは、何カ月か前にテストしてOKだったので、すんなり書き出せると思いましたが、どっこい、エラーが発生して駄目でした。

 どうするものかと思いましたが、インデザインからとりあえずPDFに落し、PDFからePubに変換できるというソフトcalibre なるものをダウンロードして試みましたが、こちらも途中でエラーとなってしまいました。

 いやはや、どうしたものかと思いましたが、どうも、テキスト形式でePubに変換する方法と、連続の画像ページをePubに変換する方法とがあることが判明しました。

 そりゃそうですよね、そもそもページという概念がないXHTMLが本体であるePubでは、ページをという形を取りたいのなら、画像ページで作るのが、一番適していますから。でも、こうすると、表示デバイスや表示エリアのサイズを変えた時に、文字描画ほどの柔軟性が画像にはないのではないかという気がします。

 ePub、ePubと騒ぐので、もう少し、XHTMLでもいいのですが、文字を使ったePub形式でのページ作成・表示の考え方に進歩があるのかと思っていましたが、どうも違うみたいで、XHTMLの持っている性質をそのまま引きつでいるんですね。まぁ、当たり前なんでしょうが.....?

 今回は、作成過程と表示の実用性のチェックという事で、連続画像からePubを作る道を選んでみました。

 インデザインで、ドキュメントをJPEG画像のページとして書き出します。

 すると、連続に、ページ番号をファイル名に含ませたJPEGの連続画像ファイルができます。

 ところが、この連続番号、桁数が揃っていないので、連続画像ページからePubを作成するソフトに取り込むと順番がくるってしまいます。

 めんどくさいなぁ~、と思いましたが、仕方ないので、ファイル名の数字の桁数をそろえるプログラムを作って3桁に揃えました。

 そして、この連続画像ページからePubを作成するソフト「ChainLP」をダウンロードし、連続画像ファイルを読み込ませ、ドキュメントのタイトルなどのドキュメント属性を設定し、ePub形式に変換しました。

 とりあえず、上手くいき、Adobe Digital Editionで表示させると、見事、表示できました。

 ところが、2点、不満が出てきました。

 目次がな~い!

 発行者の欄が不明になっている~!

 目次は、どうやって作るのか、何か、テキストファイルをかませるのかと思ったら、取り込んだ画像ファイルのリストに、目次テキストを手入力するのでした。

 目次階層はどう入力するのか分らなかったので、単一階層の目次となってしまいましたが、何とか、目次を表示させることができました。

 ところが、発行者は、どうやっても、修正できません。

 ここで、「ChainLP」で作ったePubをiPadに持っていこうとして上手くいかなかった人のブログがあり、「calibre 」に読み込ませて、それをまたePub形式に変換したら上手くいったというのを読んだので、早速、「calibre 」に読み込ませてみました。

 情報編集のウインドウを開くと、発行者の欄があるではないですか。

 早速、発行者の欄に入力し、ePub形式で保存を行いました。

 なんか、ファイル名が変なものになってしまいましたが、ファイル名を元の名前に変えて、Adobe Digital Editionで表示させてみたら、ばっちりでした。


 iPadもiPhoneも持っていないので、実機テストが出来ないのが面白くないですが、まぁ、代替思ったように出来たので良しとしました。

 やはり、問題は、テキストからePubに持ってくるオーサリングですね。

 DTPで複雑なレイアウトにしたものは、全く、そのレイアウトが生きないので、XMLデータなどの初期データから、ePub用に作成するというのが一番なのかもしれないなぁと思いました。

 結構、CSSなど、レイアウトをこる場合には、大変そうですね。

 後は、何とかInDesignで組んだデータから、半自動で作るんでしょうかね。

 その場合、章ごとにファイルを分割して、目次とリンク先の文字列との対応を図るなど、考えると、プログラム化する部分って、ありそうですね。

 でも、こんな現状で、電子書籍って、いいんでしょうかね。少し、疑問に思えてきます。

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