大山倍達外伝

 「大山倍達外伝―「証言」で綴るゴッドハンド...」( 基 佐江里 著/クリピュア 刊)が、スポーツコーナーの書棚にあり、つい、読んでしまいました。おかげさんで、ブックファーストに2時間もいる羽目になってしまいました。

 この本は、『月刊ワールド空手』に連載していたものだそうですが、私は、読んでいなかったので、今日が初めてでした。

 実際に、著者は数カ月、『月刊ワールド空手』での編集も行っていたということ、また、その後スポーツ紙の編集長なども歴任しているようなので、色々な人に取材をして書きあげたようです。

 それで、何で、私が、まるまる読む羽目になったかと言うと、この本全体が、大山倍達関係の本等に出てくる武勇伝の多くがウソではないかと言う声があるのに対して。関係者の取材と証言に基づいて書いていたからであり、なかんずく、プロレスラーのディック・リールを2本貫手で目を狙い、懐に飛び込んでの正拳打ちで、3分ほどで倒したという話の、相手方のディック・リールというプロレスラーの存在がはっきりしないということが、本の初めに書いてあり、何だかんだ、結論が書いてあるんで、途中に何章もあったためです。

 早く結論をと思って読んでいると、例の、宋道臣が、瓦は割るものでなく屋根に葺くものであるなどという一連の批判をした事に対して大山が、そんなことはヤギの角ぐらい折ってから言えと再批判したことにたして、少林寺の学生連盟の10人ほどが極真の本部に行き、会館周辺には、4,000人もの少林寺の人間が囲んで、ことあらば乗り込んでいくというような事件に関しても書いてあり、時間が時間がと思いながらも、途中を読み飛ばせなくなって読んでしまいました。

 著者が大山から見せられたディック・リールの写真は、後日見た、ルー・ニューマンの写真そのものであったということから、「ディック・リール = ルー・ニューマン」ではないかという探索が始まります。

 どうも、証言者の発言でよくわからないのが、大山と東郷ブラザースを組んだ柔道家の遠藤幸吉の発言であり、彼の口ぶりでは、大山は、そんなにプロレスラーと戦っていないし、そもそも、プロレスは、いかに次の試合に連続させることができるのかが重要であり、プロモーターが、そんな一回で終わってしまうような戦いをOKするわけがないというようなことで、大山のプロレスラーとの戦いは無かったと言いたげな点です。

 ないならない。あるならある。と何で、はっきり言わないで、思わせぶりな口調のままだったんでしょうか?

 その点が謎です。


大山倍達外伝―「証言」で綴るゴッドハンド70余年の軌跡
クリピュア
基 佐江里

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小島一志/塚本佳子新潮社この著者の新着メールを登録する発行年月:2006年07月登録情報サイズ:単行

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