“電子ブック”の衝撃 ~活字市場はどう変わるのか?~

 コンビニから戻ってきてテレビを付けたら、ちょうどガイアの夜明けをやっていました。見るとiPadを持って話をしているではないですか、つい、最後まで見てしまいました。

 iPad、電子ブックリーダーなど同列に紹介されていました。

 「電子ブック = 文学」という事でなければ、それは、辞書のような過剰な説明とゲームのような参加性に深化の方向が行くのは間違いありません。

 しかし、「電子ブック = 文学」という事を考えれば、より沈黙に深化するしかなく、それは、今、iPadで騒がれている方向とは対極の方向に行かざるを得ないといえます。

 そうすると、よりエンターテイメントに近い作品を扱うのに適した電子ブック端末と、より文字が読みやすく、かつ安価であるという電子ブックリーダーに2極化していくのだと思っています。

 街のちいさな書店の苦しみが出ていましたが、結局、連合を組んで中・大型書店と同じような組織形態=規模にするしかないように取り上げられていました。

 電子ブックが主流になれば、出版と販売とがダイレクトに結合できるわけで、取次を必要としなくなるなど、現状の書店の形体の上に築く未来像は、ことごとく駄目になるのでないでしょうか?

 どうも、現状では、書店規模を大きくするとか、ニッチな書籍を扱うなど、対処法が小手先でしかできないという所に、大きな問題が潜んでいるようです。

 例えば、書店は、大型ディスプレイを配し、ユーザが所有する電子ブック端末と店舗内で通信して、プレビューができるようにし(この場合、例えば、WEBで見れるプレビューのページ数より多く見れるなどの差別化を図る)、その場で購入して、ラウンジで読めるとか、そこで読書会が開けるようなオープンの場とするとか、全体的な書店の再構成を行う事が必然であると思われます。

 ガイアの夜明けの最後で、電子ブックの普及が、逆に書籍の見直しにつながるのではというような、電子ブック端末を下に置き、文庫本を読む映像で終わっていましたが。これは、あきらかに問題点を混同していますね。

 文学のような文字を”読む”ということに対応した安価で見やすいものが登場するに決まっています。ただし、軽く、薄く、無くしてもあきらめがつく金額で供給できるもの出ないといけないのですが。

 今、電子ブック端末が、携帯電話を含めて、ごっちゃになって議論されていますが。やはり、比較軸を設けて、論じる必要があるのではないかという気がします。

 「会話(コミュニケーション) → 検索(ブラウジング) → 読書(リーダー) → 書く(ノート)」といった人間の求めている機能が、携帯電話の進歩により、徐々にリーダーの機能まで到達しだしたというのが現状ではないかという気がします。

 この人間が要求する機能を満足させるためん、それに見合った端末が出来ル方向に進んでいるという事を考えれば、数年先には、書くという事が実用的に可能となるものの登場が予想されます。

 iPadが先鞭をつけた電子ブックの流れは、数年先には、iPadを超えた製品でにぎわっているような気がします。



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