新宗教マネー

 ”新宗教マネー―課税されない「巨大賽銭箱」の秘密”(山田 直樹 著/宝島社 著)を見て、まさに、同感、同感、そのとおりだと思いました。

 『宗教特権を斬る。“金満”宗教法人の税の特別扱いは必要か?政治が踏み込めない「第二の埋蔵金」の全容。』ということで、多くの人が不思議に思っている、何で、あんなに宗教はもうかるんだということを、克明に描いています。

 前回の選挙に大挙して出馬し、選挙費用だけでも、200億円は消えたのではないかという幸福の党の母体組織である幸福の科学。

 日産の工場跡地を購入した真如苑。

 そして言うまでもなく、創価学会。

 信教の自由と税制の優遇が、何で結びつくのか、どうして宗教だけに特別な経済保護をしなければならないのか分らない私にとっては、まさに、的を得た内容でした。

 何でも、著者の知りあいは、夫婦と子供二人の4人家族なのだが、伊豆の観光地でグッズの販売をやっており、オフシーズンになると、主人は、出稼ぎに出るのだそうです。

 秋から春まで。

 建築現場ではありません。念のため。

 実は、托鉢!!

 笠をかぶって、墨染の衣を着て、各地を転々とするのだそうですが、交番の近くに立って行うので、しょば代を要求されることもなく、また、どこでもあやしまれないのだとか。

 唯一、気にかけているのが、衣の汚れ。従って、ホテルから定期的に家に送り返し、クリーニングした物を送ってもらうんだそうです。

 そうして、なんと、年収が1000万円ではないかと書いてありました。

 そして問題は、この偽坊主が稼いだ、お布施で得た収入には課税されるのか、されないのかということです。

 そんな話から始まり、宗教法人になることのメリット、ザル法の問題点など、鋭く追及していました。

 ちょっとびっくりしたのは、大川隆法の書物を出している出版社は、通常の会社として法人登記しているので、普通に所得税を払っているのだそうです。創価学会とは、このあたりが違うほか、無理やりの勧誘もしないのだそうです。

 本を購入し、読書アンケートを送ってきた人などを一本釣りするような感じでした。

 う~ん、いっぱい本屋さんに並んでいるのは見たことがありますが、そんなに売れているとは知りませんでした。

 読んでも、申し訳ないですが、そんなに感心しないような気がするんで。

 もっと、驚くのは、前回の選挙で、合計100万票位集めたそうで、今度の参院選に大川隆法が出馬したら、受かってしまうんではないかというくだりでした。

 そうなったら、政教分離はどうなるんでしょうかね?
新宗教マネー 課税されない「巨大賽銭箱」の秘密 (宝島社新書 308)
宝島社
山田 直樹

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