遍照金剛

アクセスカウンタ

zoom RSS 愛する源氏物語

<<   作成日時 : 2010/05/08 16:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 「愛する源氏物語」(俵 万智 著/文藝春秋社 刊)を、ようやく読み終えました。源氏物語自体を通読したことがないので、どうのこうの言えるものではないし、恋愛沙汰ばかりのような気がして、気が進まないということや、そもそも、長い物語はめんどくさいという、いいかげんなことから、源氏物語自体を読みとおそうという気にはなれないものです。

 ところが、俵 万智さんの「考える短歌」(新潮社 刊)を読み、この本の存在を知ったことから、つい、買い求め読んでしまいました。

 読み終えると、紫式部の時代の身分制度というものの強固さ、こんな男女の間のことが大事になるのかという貴族の存在の疑問、そして何より、和歌を通して意思疎通するというほどの和歌の重要性というものに気がつかされました。

 こんな風にして、夫婦喧嘩のようなものまで和歌でするのかと思ってしまいます。これって、貴族の間の事なんですよね。いわゆる、一般庶民はどういうr恋愛模様・生き様だったんでしょうか

 著者が感心するように、源氏物語のなかの和歌は、それを読む登場人物に合わせて、紫式部が創作したわけで、自分のことすら和歌にできない身としては、こんなに幾人もの人物に即した和歌を創作できるなんて、もはや神技としか思えませんね。

 著者によって、俵 万智風現代語和歌になった歌を合わせて読むと、あぁ、この歌は、こういうことを思って読まれたんだと納得してしまいます。紫式部の和歌そのものを読んでも分らないのですが、著者のを合わせて読み、なおかつ解説を読んで、読まれる背景を説明している著者の言葉が、またまた、俵 万智さんていうのは、そういう男性感を持っているんだと思ってしまいました。

 特に、宇治十帖を取り上げた後半部分では、「薫と匂宮」という、男性を2パターン化して取り上げていて、まさに、はて、私はどちらのタイプでしょうかと思わされたり、著者は、大君なのか、中の君なのか、浮舟なのか、一体どんなタイプの女性なのかと考えさせられたりして、とても面白かったですね。

 その場で(書いたものでなく)、和歌を交わし合うということもあったようで、とてもではないですが、そんな能力はないなぁと思った次第です。
愛する源氏物語 (文春文庫)
文藝春秋
俵 万智

ユーザレビュー:
短歌の効用 著者によ ...
俵さんらしい歌人・俵 ...
古典嫌いのアナタに万 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る






源氏物語と和歌を学ぶ人のために
楽天ブックス
加藤睦/小嶋菜温子世界思想社この著者の新着メールを登録する発行年月:2007年10月登録情報サイズ:

楽天市場 by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

源氏物語と和歌
楽天ブックス
小嶋菜温子/渡部泰明青簡舎この著者の新着メールを登録する発行年月:2008年12月登録情報サイズ:単

楽天市場 by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

源氏そして新古今 (丸谷才一批評集)
文藝春秋
丸谷 才一

ユーザレビュー:
男は自分探し 女はム ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
SHARPER IMAGE イオニックブリーズMIDI レッド
SHARPER IMAGE イオニックブリーズMIDI レッド
愛する源氏物語 遍照金剛/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる