パワードスーツ

 「軍事研究 2010年6月号」(ジャパン・ミリタリー・レビュー 刊)の表紙は、HULC(Human Universal Load Carrier)エクソスケルトン(Exoskeletons)動力スーツを着用した兵士の写真が掲載されていました。

 動力スーツってなんだろうと思って読んでみたら、リチウムバッテリーを動力とした兵士が着用することで対荷重力を増強させるもので、それ自体が28Kgと重いもののようですが、なんと91Kgのものまでかついで時速16km(!?)ぐらいで走れるのだそうです。

 写真にもあるように、山岳地帯での活動を考えて開発されているようですが、バッテリーの使用可能時間が短いのが玉にキズのようです。

 このように、通常兵器の圧倒的な進歩や無人偵察攻撃機などの遠隔での安全地帯からの攻撃を可能とする兵器まどの急速な実用化を考えると、核のような兵器ではなく、このような局地戦を圧倒的に有利に導くことができる米軍の能力に脅威を覚えざるを得ないですね。しかも、この様な技術の発展は、民生での肢体に不自由さを感じる人などの補助ツールの開発と紙一重なので、始末に負えないですね。

 こけ脅かしではなく、瞬時に都市・地域を制圧できる戦闘部隊が展開されれば、これに対処する軍事的な方法はないのではと思ってしまいます。

 でも、このスーツは、沼地のような場所ではどうなるんでしょうかね。

 今月号で他に気になったのは、”米国に次ぐステルス研究レベル 三菱重工の目指す将来戦闘機 研究開発の現状とF-XX自主開発に向けた課題などを設計チームのリーダーに聞く”(小林 春彦 著)という記事で、並々ならぬ三菱重工の技術者の声を拾い上げていた点です。

 次期戦闘機でガタガタしているので、自前でということも、まぁ、見通しは低いでしょうが、考えている人もいるようで、MRJ開発など航空機産業を牽引している三菱重工の現場の意識を知るにはいい記事でしたね。

 けれども、一体、国産で作ったら、いくらかかるんでしょうかね。
軍事研究 2010年 06月号 [雑誌]
ジャパンミリタリーレビュー

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