それでも、日本人は「戦争」を選んだ

 ”それでも、日本人は「戦争」を選んだ”(加藤 陽子 著/朝日出版社 刊)を、ようやく読み終えました。長い時間を取られてしまいました。

 日清戦争から第二次世界大戦に至るまで、日本という国の歴史的・社会的な背景を踏まえ、日本の支配層の動き・国民の意識を、いろいろな資料をもとに読み解いていきます。

 なぜ、日本は戦争を継続したのか、中国をめぐる各国(英米仏露など)の思惑を考えながら、本当に、戦争はさけられなかったのか、戦争をしなければならないように追い込まれたからなのか、など、これまで、断片的にしか知らなかったことが、一つのストーリーとして語られていくさまは、高校生ばかりでなく、我々大人(?)にも、目が覚めるような感覚を覚えました。

 このような形で、何故、本当に、日本は、戦争を回避できなかったのかということを問題にした本はなかったような気がします。

 確か、この本が出版された時、色々な批判がされましたが、この本の持つ、説得性と中立性には特筆すべきものがありました。

 ただ、読む私の方が、差し出される資料など、深くは知らない点もあり、なるほどなぁという所で読み進むしかないのが残念と言えば言えるので、今度読むときには、もう少し頭を整理してから読み進めようかと思いました。

 最後の方で印象に残ったのは、日本では戦争が進むにつれ、摂取カロリーが1933年の6割程度に落ち込んだのに対し、ドイツでは逆に、戦前の1~2割増しだったのだそうです。

 捕虜の取り扱い等を含めて考えると、いかに人間というものを大切に考えるかということが希薄だったような支配層の意識と、それを支えてしまった日本の社会構造・社会意識を、俎上に上げていくしかないような気になってしまいました。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ
朝日出版社
加藤陽子

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