崩れゆくIPCCの温暖化神話

 「化学2010年5月号」(化学同人 刊)に、びっくりする様な論文が連載されていました。『続・Climategate事件ー崩れゆくIPCCの温暖化神話』(東京大学生産技術研究所 渡辺 正 著)という論文です。

 リチウムイオンバッテリーの特集だったので読んでみたのですが、それ以上に、驚いた内容でした。

 この論文を読んで、驚いたのと同時に、なぜ、日本でも、京都議定書ばかり言わないで、真実の姿を報道しないのかと思ってしまいました。

 いまや、”IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告は、ジョークや禁句になりつつある”のだそうです。

 著者は、次の3点を、政府とメディアが取り上げてきた地球温暖化論の3本柱として捕らえています。

①地球の平均気温は、かつてない上昇傾向にある。
②温暖化は、おもに人間活動からでるCO2がおこす。
③温暖化は、人間の生活や生態系をおびやかす。

この3本柱に関して、IPCCの報告書が、いかにいい加減で、根拠の希薄なものや故意に事実を捻じ曲げたデータを元に作成されたものか、昨年来、次々と真実が露呈してきていると述べています。

論文から引用抜粋(私がまとめていますので文責は私にあります)すれば、次のようになります。

 気温測定を行う観測点のいい加減さ(重複?)、元データを出さないところが多く補正データが個人レベルで補正されているので、どういった補正がされたかわからない、
ちなみに、アメリカの48州の例が出ており、ある都会の50年のデータと田舎のデータがプロットされており、都会が上昇傾向にあるのにあわせて、田舎の元データが同じ傾向になっていないのに、都会の上昇傾向のグラフに合うように補正されていました。

2009年の暮れごろから、IPCCの第2作業部会(③に該当)での報告書を見直す人が出て、その後、続々と記述ミスが見た受かったのだそうです。

①ヒマラヤ消失の話で、本当は2355年なのに2055年と記述。
②「温暖化で降水量が減るとアマゾンの熱帯雨林は40%まで被害を受ける」というソースは、環境団体の報告書からの話なのだが、これは温暖化に関して述べたものでなく、「林業や森林火災によりバイオマスの10~40%を消失させる」というものである。
③「雨水に頼るアフリカ諸国は、温暖化が進めば2020年までに農業生産が半減する」というIPCCの報告は、2003年発行のカナダの環境団体の報告書が元だとわかったが、そのレポートでは、モロッコで乾燥が激しいとしには穀類だけ50%減の可能性があるというもので、レポートの対象となったアルジェリア、チェニジア両国では温暖化で作物の収穫量が増えることになっているのだそうです。
④オランダでは55%が海面下になったというIPCCの報告に対し、オランダ政府は。昔と変わらず26%程度であると述べているとのこと。<.td>


 北極の氷が溶けるけるというのは、ごく短期間の傾向予測であり、南極にいたっては、氷の層が厚くなっているのだそうです。

 偏在する石油などに頼ったエネルギー依存から脱却するために、代替エネルギーの開発など、人類が富を平等に分配できる道を行かなくてはいけないのは賛成ですが、このような嘘のプロパガンダで世界を混乱に貶めるのはいただけないと思いますね。

 ゴアや一部環境主義組織が、何らかの悪意をもって行っているとなってしまう恐れがあるんような気がします。

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