自殺幇助組織

 「クーリエジャポン5・6合併号」(講談社 刊)に衝撃的な記事が載っていました。”「自殺幇助組織」ディグニタス”という自殺を幇助する組織について実態をレポートしていました。

 何でも、スイスでは、安楽死は認められないが、一定の条件を満たせば、自殺を補助してもいいのだそうで、余命いくばくもない癌患者や様々な不治の病で苦しんでいる人の苦しまない自殺を助けているのだそうです。

 それは、自殺を望む本人の意思で、自らの手で”薬”を飲む、しかもそれは医師が処方するものなのですが、という、あくまでも自己意思と自己死という形で行われ、すべてビデオで録画し、警察に見せるということを行っているということでした。

 ”死ぬ権利”があるとする創設者の考え方は、人は人をなぜ殺してはならないのか、といった道徳律に疑問を唱えるものであり、なかなか難しい問題であると思えます。

それは犯罪か、あるいは悩める人の救済か──
一見、平穏なスイスの片田舎に、世界各国から
重い病を患う人々が集まってくる村がある。
自殺幇助が法的に認められているこの国で、
「尊厳ある人生の終わり」を迎えようというのだ。
苦しむ人々に永遠の安らぎを与える
"過激組織" の活動を英紙記者が追った。

と解説にあるように、それこそ、死に救いを求める人がいる限り、避けては通れないし、ましてや高齢者人口が増えていく時代に、生きるとは何かを問うているよう②思えます。

 ただ、読む限りでは、誰でもOKということでもなく、無料でもないし、医者の検診など、幾つかの必要な事項があるので、死にたいからといって、すぐに行けば、望みがかなえられるわけではないようですがね。

 スイスの人すべてが、このようなことに賛成ではなく、法律の改正を求める声もあり、死ぬ人の最後を過ごす宿泊施設などの確保も、いろいろ困難であったということです。

 しかし、何か違うなぁとは思いながら、ありかなぁという気にもなったり、本当に難しい問題ですね。

 合法的に自殺が可能であるということに衝撃を受けました。



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