俵万智短歌の魅力と翻訳の可能性

 「短歌3月号」(角川メディアハウス 刊)という雑誌が並んでいたので、つい、どれどれと思って開いてみました。色々な同人誌の宣伝が載っていて、結構作る人がいるんだなぁと感心してしまいました。何でも、この間のアニメの同人誌(?)のフェアーには3日間で確か50万人(聞き間違えでなければ)とテレビで言っていたと思いますが、短歌や俳句を含めて、結構、同人誌を作る人は多いもんですね。

 出版不況と言いながら、この手の小部数の雑誌の刊行は成り立っていくんでしょうか?

 いや、ぎゃくに、この手の範囲ををカバーする雑誌で成立する出版形態を考えないといけないのでしょうか?

 それとも、こういう同人誌の出版も電子メディアになってしまうんでしょうか?

 などと思いながら、掲載されている歌をつまみ食いしながら読んでいくと、『俵万智短歌の魅力と翻訳の可能性 三枝昂之×俵万智』という対談記事が載っていました。

 言わずと知れた

  「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

を題材に、何人かの英訳を取り上げて、品評をしていました。

 論理的に記述をする英語に訳すということで、”サラダ記念日”というものの冠詞をどうするかというところで、「the」を用いることで、日本語の持っているあいまいさを表現するのがよいのではないかということが言われていました。

 また、

 「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの

から始まり、俵万智の日常を切り開く感性の豊かさを論じています。

 同じ日常を生きながら、どうしたら日常をこのように切り取ることができるのか、才能ですかねぇ。

 この対談の中で出ていた、源氏物語の歌の部分を歌で現代語訳したレイが出ていましたが、なるほど、と思いました。

 早速、文集文庫の俵万智のところを見たのですが、残念なことに、置いてありませんでした。

 「愛する源氏物語」(俵万智 著/文藝春秋社 刊)という本です。

 「謹訳 源氏物語」(紫式部 著/林 望 訳/祥伝社 刊 )という本が人気を呼んでいるというので、最初の方を読んでみたのですが、確かに、現代語訳として分りやすいのですが、他と比べて、どうのこうのと言えるほど、他の源氏物語を読んでいないので、宣伝に出てくる人たちが絶賛するのを見て、みんなすごいなぁと思ってしまいました。比較できるほど読んでいるということに。

 それでとくらべると、この対談に例示されている俵万智の現代語訳の歌には、正直言ってびっくりしました。これだっていう感じでしょうか。
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