組版特許!?

これも特許!?

 この間、漫画の吹き出し作成システムの特許が習得されていたということでびっくりしたばかりですが、今度は、組版のページ管理の仕方などの特許申請がされているということがわかり、もう、驚いてしまいました。

 この程度の当たり前の処理方法で、出願するのか! という驚きと、もしかしたら、ニッチな組版のプログラムのことなので、登録されrてしまうかもしれないという怖れを感じてしまいました。

 それは2件あり、下記のようになっています。


公開番号/登録番号発明の名称
特許公開2009-282969書籍掲載文書の電子的な編集・内容変更システム、書籍掲載文書の電子的な編集・内容変更プログラムおよび書籍作成システム
特許公開2007-058650組版データ管理プログラムおよび組版システム

下記の出願に関しては、登録審査請求が出されたみたいです。
  詳細はIPDL(特許電子図書館)を見てください。

 そもそもDTPソフトのように複数ページから成り立つドキュメントを管理する場合、ページ管理を行わなければ、役に立たないのであり、ページを読みだす、書き込むということを行う限り、分割情報を、すなはち、ページ末での分割情報、パラグラフの識別、切れ目の文字位置など、多かれ少なかれ、持っているのであり、こんな出願が登録されるとすれば、何を出願人の言う”段落”であるかの定義次第で、あらゆるページ組版ソフトは特許侵害になってしまいます。

 また、書籍掲載文書の電子的な編集・内容変更システムに至っては、あらゆるドキュメントデータ変換プログラムなどがダメということになってしまいそうで、ようするに、既知の手法であるのが明白のような気がして仕方ありません。

 防衛特許なんでしょうか?

 それにしても、よくこの様な内容で出願しますね。

 この問題で見ていくと、角川パブリッシンググループなど、結構、特許申請しているんですね。

 何か、見ていくと、こんなものも出願する手法なのかと驚いてしまいます。

 大日本スクリーンのように、面付けの機械とコンピュータがセットになっているような場合、コンピュータのプログラムロジックは、どうしようもなく当たり前の考え方にすぎないのですが、機械とセットだと取りやすいんでしょうか?

 知らなかったのですが、公告後の異議申し立て制度がなくなっていいたんですね。その代わり、「情報提供制度」というものができ、匿名で、審査に寄与する情報を提供できるようになったのですね。

 しかし、ソフトウエアのロジックというか手法が、ほとんど新規性も進歩性もない当たり前の考え方で申請するということは、驚きでしかありません。

 よく話題に上ったLZWという圧縮手法を巡る問題など、確かに、効率のよい圧縮技法や暗号化など、お金の問題を除いて、これは特許に値するなぁと思うものはありますが、上記のような出願のように、「うっそ~」と思うようなものが多くなっているのはどうかと思って志麻ました。

 この手の特許情報の集成などに関して印刷学会やJAGATは何かしているのでしょうか?

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