XC2がようやく飛行

 今月号の航空雑誌は、ほとんどがトップで、自衛隊の次期輸送機の初飛行を取り上げていました。産経新聞の配信では、次のように報じられています。

 航空自衛隊の次期輸送機の試作機が完成し、空自岐阜基地(岐阜県各務原市)で26日午前、初の飛行試験が行われた。当初は平成19年夏の実施を目指していたが、機体の強度不足が判明、約2年半遅れのフライトとなった。試作機の名称は「XC2」。

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記事本文の続き この日は朝から晴天。午前10時20分ごろ、XC2は別の練習機2機に先導され、「ゴオー」と爆音をとどろかせながらゆっくり離陸した。

 XC2の全長は現行のC1輸送機を15メートル上回る44メートル。搭載量や航続距離を向上させた後継機として、川崎重工業が13年度に開発に着手した。胴体構造の補強など、改修作業も遅れていた。

 開発費は、部品を共通化した海上自衛隊の次期哨戒機(XP1)と合わせて約3400億円。海外派遣などにも使用される


 やはり各航空雑誌で、同じことに関しても、扱いは違うもので、読み比べると面白いなぁと思いました。

 記事の分量は少ないが、グラビアで大写しの「XC2]」を掲載していた、「JWings 4月号」(イカロス出版 刊)は、迫力ある写真で、その大きさが強調されていました。

 記事に目をやると、戦時中の「92式重爆撃機」をしのぐ、国産で最大の大きさの飛行機であると書いてありました。

 世界の同型クラスの輸送機に関しても触れている雑誌があり、エアバス「A4000M」が、大きさといい、ペーロードといい「XC2」とほぼ同じようなのですが、「XC2」がターボファン2機に対し、「A400M」はターボプロップ4機という違いがあります。この「A400M」も、ヨーロッパの共同開発であるということから、色々難産のようです。

 同じく4発ターボプロップであるウクライナの「An-70」も、開発には、紆余曲折があったようです。

 「XC2]と同じターボファンのものとしては、ブラジルの「C-390」が挙げられていましたが、若干小さいようです。

 性能諸元表を見ると、「XC2」は、巡航速度、飛行高度、航続距離、離着陸距離などが、他を上回っており、結構、性能はいいんだなぁという印象を受けました。

 民間機への転用が言われていますが、救難飛行艇のUS-2等を含め、やはり、航空産業を保持するには、早急に民間機転用プランを推進するのが望ましいと言えるのではないでしょうか?

J Wings ( ジェイウイング ) 2010年 04月号 [雑誌]
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