「政治家」小沢一郎は死んだ?

 「文藝春秋 3月号」(文藝春秋社 刊)では、「政治家」小沢一郎は死んだ」の特集タイトルで、立花隆が書いていました。

 そっくりそのまま”「評論家」立花隆は死んだ”と言い換えた方がいいのではないかと思ってしまいました。

 まず驚いたのは、原稿依頼を受けて、何を書くか、各内容がないということに気がついたのだそうです。では、書かなければいいのにと思いましたが。

 なぜなら、もう小沢一郎は終わっているからだということでした。

 すごいはしょりかたで、自分のこれまでの、ロッキード事件の時などの視点が取れないと思うと、自分の視点が終わっているのに、小沢一郎が終わっているからと、自分のことを棚に上げて論じていました。

 ようするに、小沢は大したことはない、力があるように思わせているのは虚妄であり、もう小沢一郎が力を発揮する時代ではないということを印象付けようとしているのが見え見えでした。

 書くことがなく、何にしようかと思ったら、自分が唐代で講義をしているので、講義に来る学生にアンケートを取ることにしたのだそうです。

 大学の1~2年生なので、大方が20歳ほどの人間に、小沢一郎や今回の騒動に関しての質問を出して、返ってきたことエアが、全共闘も第二次大戦の兵士も同じように遠く感じている若者の姿だったということでした。そのような年代からみれば、小沢一郎も、もう過去の人なんだそうです。

 そうしたら、立花隆も過去の人でしょうが!

 もう、過去の人で力も何にもないのだから、どうってことないということを言っていると決めつけているので、何を、高々数十人の、それも、自分の講義を受けている東大生の意見なんか聞いて、さも、真実はここにありみたいなことを言うんでしょうかね。

 そして、ここまで落ちたかと思ったのは、その一人の学生の回答に、官僚は、エキスパートなんだから、対立しないほうがいいのだというような趣旨のものがあり、自分もそう思うと平然と賛同している姿を見てしまったときです。

 そのエキスパートが何をしてきたのか!

 こんなことしか言えない、東大生もどうしようもないもんだと思いますが、それに乗って同調している立花隆は、評論家なんでしょうか?

 時代が変わり、これまで行ってきた評論の方法が無効になったことを自覚できないまでに陥ってしまった姿を見ると、哀れにさえ感じてしまいます。

 それにしても、今回の特集は、ひどいもので、書いているタイトルを、そっくりそのまんま著者本人に返した方があっているというようなものばかりでした。

「政治家」小沢一郎は死んだ
いま「20歳の若者」から見れば、小沢一郎など過去の遺物に過ぎない 立花 隆

小沢一郎のちいさな「器量」 福田和也
「言わぬが花」民主党議員67人アンケート
鳩山総理が決断すべきとき 玄葉光一郎 聞き手・後藤謙次
元右腕 高橋嘉信 の独占告白

「小沢先生は政界から去るべきだ」 松田賢弥


 特集部分の記事タイトルは上のようになっていますが、例えば、

 いま「20歳の若者」から見れば、立花隆など過去の遺物に過ぎない

 福田和也のちいさな「器量」


 と挿げ替えた方がしっくりいくのではないでしょうかね。

 品格とか器量とか美的センスとか、そんなことばかりを言って小沢一郎を貶めていましたが、その言っている人本人の品格、器量、美的センスが疑われるだけでしょうと思ってしまいました。

 不毛な人たちですねぇ~。

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