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zoom RSS 印刷業の終焉-4

<<   作成日時 : 2010/02/15 01:24   >>

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 私どもの販売するソフトを検討していつ会社があり、別会社のソフトと3つぐらいと比較検討しているということでした。まぁ、それ自体は、当然のことなので、一向に構わないのですが、なかなか決まらない理由が、全く、ばかばかしく、印刷業のだめな一端を除いたような気がしましたね。

 比較検討しているのは、どれもこれも、そんなに先方のクライアントの処理をするには変わらないと思いますし、金額的には、どちらかと言えば有利なんですが、なんでも、現場の女性が、XMLで処理したデータを戻せるから、ある会社のソフトがいいと言っているということでした。

 その要件が、その仕事で一番考慮すべきことなら、それで、さっさと決めればいいのにと思ってしまいます。こちらのソフトの見積もりなんかしなくていいわけですね。こちらは当初から、そのような機能はないと言っているのですからね。

 まぁ、それはともかく、問題点は2点あって、1点は、「XML → 組版 → XMl」なんていう循環は、ある特定の条件でしか可能ではないということで、そんなXMLで全ての直しが元に戻せるなんていうことを信じているの!? という驚きです。

 例えば、(X,Y = 10,10)にある「愛」という字が、元データのXMLでどう表記されたのか分りますか?

 これは極端ですが、組版は、最終的には2次元の位置座標に還元されるわけですから、その値とXMLとかリンクできるレベルで、すべてのXMLデータと印字データとが対応付けされていなければ苗あないわけです。

 そんなことがあるわけないので、もしできるなら、何も、印字フォーマットと関係のない文書構造体を作成してデータを持つ必要がないわけです。なぜなら、文書構造体=印字フォーマットだからです。

 「文書構造体 != 印字フォーマット」ということで、文書構造に着目したのがXMLフォーマットであり、印字フォーマットという物理的属性から切り離されたことで、データの自由度が上がったわけです。

 「文書構造体 = 印字フォーマット」ならば、何も苦労して、SGMLやXMLを規格化する必要なんてないのでは?

 つまり、どうころんでも、原理的に、「XML → 組版 → XMl」は近似解でしかないということであり、厳密に行おうとすれば、様々な制約を設けるか、様々なツールで工夫するか、手で直すしかないわけです。

 その手間を見越した費用請求ができるんですか?
 
 また、かりに、全く問題なくXMLで戻せたとして、喜ぶのは一方的にクライアントですよね。だって、次回以降、完全データを他の印刷会社に渡せばいいのですから。一生懸命、XMLでOKデータを戻して、現場は、なんの報いもないということですよね。

 どう考えても、自滅の道を印刷会社自体が選んでいるということになります。

 2点目は、これは、あくまで憶測ですが、その女性がいいと言っているソフトは、データと印字用のフレームをカラフルな線で結び付けるという、まぁ、女性が好むようなGUIになっているのですが、この線が50,60本ないなったら、どれが何だか理解できるんでしょうか?

 こういう、機能を見ない、現場の恐ろしさも、印刷会社自滅の一里塚なんでしょう、きっと。

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