神田界隈今昔

 「荷風 ! 2010年 03月号」(日本文芸社 刊)をちらっと見たら、『神田界隈今昔』という特集タイトルが目に入り、ついこの間、NHKのブラタモで神田を取り上げて放送したのを見ていたので、興味をもって読んでみました。

 ブラタモが、学校の街としての神田に基調を置くのに対して、歌風では、湯島天神、とくに、平将門に主軸をおいた話となっており、江戸という空間と時代を覆ってきた歴史を感じました。関東に住む庶民の役人に対する思いが連綿と続いているのを、改めて認識しました。

 ブラタモでは、湯島聖堂に江戸時代、昌平坂学問所があり、その後、ニコライ聖堂がができて、その間の神田川を渡るは死に「聖橋」と名がつけらたということを初めて知りましたし、学問所があったなんて全く知りませんでしたので、神田を学校の町として見るのもありかなぁという気がします。

 しかし、荷風で取り上げた平将門からの話は、より、幅広く、江戸全体にかかわる神田・湯島という観点でとらえられており、江戸気質ということの一端が示されているようで、関東人の心意気が感じられて良かったように思います。

 特に、神田明神下で有名な『銭形平次』にまつわる話で、作者の野村 胡堂のことが書かれていますが、”越鳥南枝(えっちょうなんし)に巣くい胡馬北風(こばほくふう)に嘶く(いななく)”から、胡堂というペンネームが決まったということに比べて、音楽評論家としての!”あらえびす”というペンネームが、荒夷”で、東国の十人の力強さを示しており、その、反骨精神を表現しているのだということでした。

 平次が、侍たちに見せる厳しさは、まさに、野村 胡堂の思いなんでしょうか。

 明神さんが、大国、戎、将門という順で祭られているということで、江戸の守護としての神田という特殊性が感じられました。

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