ぼくはこう生きている 君はどうか

 「ぼくはこう生きている 君はどうか」(鶴見 俊輔重松 清 著/潮出版社 刊)という本が目に入り、何を二人が語っているのかと興味を持ち、つい、立ち読みしてしまいました。

 のっけから、教育論で、現在の教育の仕方は、日露戦争以降駄目になったという鶴見の見解が披露されていて、重松も、まさか、そんな時代までも坂の襤褸とは思っていないかったようで、という様な事を漏らしていました。

 駄目な点の大きなポイントが、ゲマインシャフト的なものが壊れたことを挙げているように見受けられました。

 郷土愛、村落共同体愛とでもいうのでしょうか、あればいいのかとは主ましたが、確かに、これは、近代化=西洋化という流れの中で、なくなってきたものと言えます。

 それが、家族愛に結び付くのかは、短絡的には言えないと思うのですが、教育が重要だと言いながら、小手先のことしかできないでいる現在を見ると、そうだなぁと思うところが結構ありました。

 寺小屋方式の教育というものが、実は、これから発展を考える国ではないとできないのか、資本主義が行きつぃた日本で、形骸化した教育を根本的に解体し再構築できるのか、色々と考えさせられました。

 それにしても、また、○○大学合格者出身高校一覧なんていうことを、どの週刊誌もやり、なっラ変わりのない社会を見ていると、無理かなぁという気がしてしまいます。

 何を思っているのかが、はっきりとしていて読みやすかったですね。


ぼくはこう生きている 君はどうか
潮出版社
鶴見 俊輔

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