これからの本のつくりかた

 「デザインの現場 2009年 10月号」(美術出版 刊)の特集は、危機に遭遇している出版の原点である、本を作るということについて、いくつかの形を提唱しています。

私たち、本屋はじめました!
藤本やすし/尾原史和

僕らが本をつくる理由
町口 覚/菊地敦己/箭内道彦/松田行正/山野英之

本の原点回帰
ZINE & リトルプレス最前線!
パーソナルな表現の場ZINE/プライベート・プレスのいろいろ/
竹熊健太郎に聞く、自主制作としてのコミック/NY最新事情 Printed Matter

木村裕治|GLOBEが新聞を変える
松本弦人|BCCKS バーチャルブックがパソコンを飛び出す日


といった、デザイナーが本を作成し、販売するという試みなど、本を出版するという原点を見直す動きが紹介されています。

 私が、なるほどと思ったのは、『電子メディアを考える』の中で語られていた、iPhoneのような自発光型ディスプレーで文字組みした時の字面と字面の空きが、いわゆる通常の印刷物と異なり、多少開いていた方が読みやすいということと、反射型の電子ペーパーでは、通常の印刷物のようなベタ組でいいのではないかということでした。

 現在、PDFなど、表示媒体の特質を盛り込んだ組体裁にはなっていないので、電子メディアが普及するにつれ、表示デバイスの特質を考慮した文字や組版というものの必要性が高くなってくるように思えて仕方ありません。

 特に、画数の多い漢字を必要とする漢字圏では、追求しなくてはいけない事項ではないのかと思いました。

デザインの現場 2009年 10月号 [雑誌]
美術出版社

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