広島の被爆者中村さんの記録

 「DAYS JAPAN 12月号」(デイズジャパン 刊)には、福島 菊次郎さんの写真が、掲載されていました。

 広島の被爆者の姿が、苦しみに悶えかきむしった畳の爪あとも生々しく、いったい、なぜ被爆されなければならなかったのか、そして、戦後、日本政府は、彼らにどう対処したのか、一枚一枚のモノクロ写真が、見ている私たちに問いかけてきます。

 平和記念碑の広島は、平和都市広島は、一体、何をしていたのか。

 撮ることも撮られることも拒否していたジャーナリストと被爆者が、最後に共有して撮った、この一連の写真には、被爆者の中村さんの無念さとカメラマン福島さんの怒りが込められています。

 誰が、戦争を遂行し、誰が、無残な戦いをながらしめたのか。

 ここでも、主体のない反省と空虚な誓いが、むなしいことを訴えているのでした。

 こうして、戦争の悲惨な爪あとを見たとき、今も、経済戦争で、まさしく、核爆弾を投下させられたように、社会に遺棄されていく人々の群れに思いはせるのでした。

 誰が、...!



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