遍照金剛

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zoom RSS 次世代スーパーコンピュータ予算

<<   作成日時 : 2009/11/18 04:12   >>

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 「週 週刊新潮 2009年11月26日号」(新潮社 刊)で、『事業仕分けで梯子を外され激怒したノーベル化学賞「野依教授」』 という記事が目に入り、読んでみた。

 次世代スーパーコンピュータの開発予算が危ういということに関して、目に見える形だけの成果と対投資効果だけで判断されていることの危うさを訴えていました。

 いや、本当なら、野依教授の言う通りで、困ったことになるのは間違いありません。ということで、早速、<href="http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm">文部科学省の「行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください」に行き、リストの中から、9番のスーパーコンピューターに関する項目から、以下の、行政刷新会議に掲載されている資料を開けて読んでみました。

午前の部にあるもので、抜粋すると以下のようになっています。

太格的着手の妥当性

・次世代ス′{コンの開発には、これまで545億円の国費を投入.仮に、来年度システムの本格的着手を行えば、完成までに、更に700億円近くもの国費投人が必要と見込まれる.。
また、完成後も毎年多額の維持費がかかるほか、ソフト開発や研究費など実大な税金投入が必要となる。

・システムの本格的着手の是非の判断に当たつては、こうした莫大な税金投入に見合った効果.利益が得られるか否かについて、入念な検証が必要ではないか。

・特に本件ーま、共同開発民間3社のうち2社が本年5月に撤退を表明し、当初計画から大幅なシステム構成の変更を強いられており、見通しが不透明ではないか。
こうした状況の下、プロジェクトを強行しても、当初の目標を達成することは困難ではないか。

・重大な事情変更があったにもかかわらず、引き続きプロジェクトを継続し、本格的着手を行うことが妥当と判断したことについて、説得的な説明が必要ではないか。

・外国との6調発競争を急ぐあまり、無理なスケジュールを組んでいるのではないか。
I-旦、着手してしまえば、多大な国費投入が必要となることから、リスクが少しでも残るのであれば、プロジェクトを凍結し、戦略を練り直すべきではないか
事業番号3-17 論点等説明シート 次世代スパコン)


そして、第3WG 評価コメントを読んでみると、見送りに近いという方向性のようでした。

●10ぺタスパコンを開発することが自己目的化している。巨額の税金を投入して世界最高水準のスパコンを創る以上、大事なのはスパコンを生かして、どのような政策効果を出していくのかを、明確にできなければ、国費投入は無理である。

●必要最低限の予算へ見直しをする。来年度はこの開発計画を一度凍結し、計画の根本見直しをする。

●一旦総合科学技術会議なりに戻して、何を実現するために何が必要かを見直すべき。ハードの戦いではなく、ソフトの戦いをするべき。

●総合科学技術会議への差し戻し、再検討。科学技術の必要性、重要性は理解できるが、国民の理解には至っていない。世界一の頂のみを目指す時代ではない。

●開発体制そのものの見直しが必要。システム部分等をカット。

●ベクトル、スカラーの選択も、十分な総括ができていない。この段階で十分な説得力のない「世界一」という目的だけで、多額の投資をすべきではない。世界一番乗りと財政状況とのバランスを考えれば、これまでの経緯を踏まえ、基礎研究部分のみを残す。

●技術は蓄積されているので、ここで計画を見直し、当初の目的に沿うようにする。抜本的変更が必要。

●これまでの開発費の有効利用を考えての見直し。当初目的を満足しているのか、なぜNECが撤退したのか等の理由等を調査。立ち止まって見直しをする。世界一を目指す必要はない。

●スパコンの国家戦略を再構築すべきである。従来の検討者以外の新しい研究者を入れて、新しい議論を公開しながら行うべき。現状はスパコンの巨艦巨砲主義に陥っていないか。競争のルールが変わってきている可能性はないか。世界の中での位置づけを検討すべき。おそらく日本の先端技術についての国の形を変えるかどうかを検討することになるだろう。

●戦略の見直しをじっくりやってはどうか。

●トヨタもF1から撤退した。苦渋かつ前向きの判断を。研究者が夢を追うだけではなく、一般人が「なるほど、巨額の税金投入の意義がある」と得心できる説明ができなければOKできない。日米共同なども模索すべき。


WGの評価結果

来年度の予算計上の見送りに限りなく近い縮減

(廃止1名、予算計上見送り6名、予算要求の縮減5名(a 半額3名、その他2名)

とりまとめコメント

次世代スーパーコンピューティング技術の推進については、廃止1名、予算計上見送り6名、予算要求の縮減5名となり、縮減の内容は半額以上であった。当WGとしては、計画の凍結、ということで、来年度の予算は、見送りに限りなく近い縮減との結論とする。


という考え方のようで、一理あるが、どうだろうと思うコメントもあるののが気にかかります。特に、コンピュータハードをコンクリートの建築物と同じレベルで箱ものととらえている節があり、今でも、コンピュータの今後は、ハードウエア(量子コンピュータもあるだろうし)、すすめていく必よyが大いにあるものではないかと思います。

地球規模での大気変動の予測、気象情報の予測など、膨大な多変量の解析を行う必要があるものが多く、コンピュータが早すぎて困ることはないのですから。

また、他国との連携ということは、こちらにそれなりの技術があるということで行ううのが普通なのですから、何もない国と提携することなんかないでしょう。特に、

ソフトをどんなに考えても、処理速度を上げるには、ハードの進歩がなければどうにもならないのですから。

いまや、先端技術の開発には、このようなスーパーコンピュータの開発はなくてはならないものだと思います。

ただし、コメントでも書かれているように、これまでの、科学技術の予算の付け方はわからなかったので、確かに、何を目的として、何を重要とし、どういう方向の開発をするかということがあいまいだったということは、大いにあると思います。

宇宙開発にしても、H2のみに絞り、固体ロケットの開発がほとんど進んでいない現状を考えると、総じて、何を科学技術の重点項目としていくかという綜合的なビジョンがないのだという気がします。

行くべき方向性を出し、進めていく必要があると思います。

10年後、20年後の姿を見て、判断することが肝要なのではないでしょうか?

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