戦場の哲学者

 「戦場の哲学者」(J・グレン・グレイ 著/吉田 一彦 監/谷 さつき吉田 一彦 訳/PHP研究所 刊)のサブタイトルを見て、早速、手に取ってみました。

 『戦争ではなぜ平気で人が殺せるのか』

 そう問いかけています。

 この本は、1959年の発刊から、戦争哲学のロングセラーとして、現在まで読み続けられていて、今回が初めての翻訳なのだそうです。

●はしがき
●本書を読まれる方へ 
●第一章 戦争の記憶と忘却 
●第二章 永続的な戦闘の魅力 
●第三章 愛 ――戦争の敵と見方 
●第四章 兵士と死の関係 
●第五章 敵の姿 
●第六章 罪のうずき 
●結論 戦争の未来 
●訳者あとがき


 私は、はしがきに書いてある、ベトナム戦争で、兵士が住民を襲い、輪姦した事件で一人、加わらず、後に、その兵士たちを訴えた人の話をの部分を読んで、考えてしまいました。

 それは、もう命がないという極限の時に、これまでだから、輪姦でもなんでも好き勝手をやるという人間と、いや、もう後がないのだから、きちんと生きるという人間とがいるということです。

 極限の時に、どうして、このように分かれるのだろうかと考えだしたら、本屋さんに長居をしすぎてしまったので、この部分を考えながら、店を後にしてしまいました。

 生まれのせいなのか、教育のせいなのか、時代のせいなのか、いや、もともと人間が持っている性質の一つにすぎないのか、分からないまま、堂々巡りをしています。

戦場の哲学者
PHP研究所
J・グレン・グレイ

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