遍照金剛

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zoom RSS 再会 ― Long long ago

<<   作成日時 : 2009/10/21 22:39   >>

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再会 ― Long long ago」(重松 清 著/新潮社 刊)の最初、「再会」を読んできました。

 新幹線と在来線を乗り継いで4時間ほどの地方都市に、大型量販店の新規出店のために赴任した父と一緒に家族も引っ越してきました。

 5年の2学期からの転校になる中村さんは気の進まない転校でしたが、中学までの1年半を辛抱すればいいのだと思って、やってきました。

 くしくも、転校先のクラスには、地元の唯一の百貨店の経営者の娘である”美智子”がいたのでした。父が出店を推し進める店と敵対関係になる古くから(3代目である)地元に影響力のある店なのでした。

 お嬢様である”美智子”は、誰彼となく、物を上げることで、友達関係を結びつけているようで、彼女の取り巻きの女子クラスメートなど、学校でも、お嬢様というスタンスを築きあげていたのでした。

 彼女がくれるものといっても、こもごまとした文具類で、大したものではありません。しかし、もらうことで大げさのリアクションをし、まつり上げる、よいしょする取り巻き。

 父親が大型店の出店責任者であることを言えずに、父親は自動車のセールスマンといって、なんとか仲間に溶け込んでいくことになったのですが、父親の新しい店は。やはり、資本力にものを言わせて、圧倒的な勝ちをおさめてしまいます。

 ”美智子”の店「ちどり」は、ついに倒産し、店も家も、なくなり、”美智子”は街から出ていくことになってしまったのです。

 ”美智子”の家が傾き始めてから、それまで、家族が”美智子”の家に世話になっていたことなどから。よいしょしていた周りの人間は、彼女から遠ざかっていきます。

 街を出る最後の日に、お別れに来た”美智子”に、一人の男子生徒が、あゆみより、何やら告白します。

 あっけにとられる”美智子”。

 そして、中村さんは、駅まで見送りに行くのでした。

 読み終わり、”美智子”が、みんなが離れていっても、無関心を装う姿に、なんともいえない悲しさを覚えました。

 私の子供のころには、親がどうのこうのということは何もなかったので、まず、こういう親同士の関係が、子供の世界に、こんなに影響するということに驚きました。

 私たちは、何か、欠損した、というか、小さい頃のやり方でしか、実は、周囲の人たちとの関係を築いていけないのではないかなぁと思って、生きるということが、大変だという気がしてしまったのでした。

再会
新潮社
重松 清

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