日本の図像―神獣霊獣

 「日本の図像―神獣霊獣」(狩野 博幸湯本 豪一 著/ピエブックス 刊)という、やや厚めの本が置いてあり、神獣霊獣図とはどんなもんだろうと思って眺めてみました。

 全ページにわたり、様々な絵が印刷されており、こんなにもあるもんだと感心してしまいました。

 平安時代、江戸時代と長期政権を可能とした(?)陰陽道による都の造成。都の四方を守る、玄武、白虎、青龍、朱雀(鳳凰)。

 図案には、これらの姿が多く見られました。著者お二人の文章が、巻頭と中央に数ページあり、それを読んでいた時、中国では、龍頭という言葉はほめ言葉だそうで、あ、なるほど、それで竜頭蛇尾っていう野かなぁと思ったりしてしまいました。

 無機物のものも、100年もすると霊が付くという、”付喪神”が、実は、100歳の1つ前の99歳の女性の髪の毛を表すことから来ているのではとあり、なるほど、そういうこともあるのかもしれないですね。

 これらの絵を見ていると、人間が恐れる者、人間の欲望が生み出すものなど、端的には、菅原道真を祭るなど、霊として祭ったりするなど、人間の思いというもののすさまじさを物語っているかのようです。

 江戸時代の木版画の普及により、すごろく、かるたなどにまで、これらの絵が、キャラクターとして蔓延したということは、何か、現在の、なんでもストラップにつけるという流れを暗示しているようで、これは日本人の特性なのかなぁと思ったりもしてしまいました。

 すべてのものに命が宿るという考えって、命ということを考えたときには、極めて重要なことなのかもしれないという気になります。

 残念なのは、どうしても本のサイズが小さいので、部分の絵がかなりあるのと、絵の上に焼きこまれた絵の名称が、力及ばず、私には読めないものが多いということです。もっと大きいサイズならば、そこそこの迫力を感じるのでしょうが! でも、そんなことをしたら手の届かない金額になってしまうんでしょうね。

日本の図像―神獣霊獣
ピエブックス
狩野 博幸

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック