遍照金剛

アクセスカウンタ

zoom RSS 吉本隆明のDNA

<<   作成日時 : 2009/07/18 02:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 「吉本隆明のDNA」(藤生 京子 著/朝日新聞出版 刊)という本が、ブックファーストの吉本本の書棚に1冊差し込まれていました。この本は、著者が吉本隆明に何らかの影響を受けたと思われる人にインタビューをしたものをもとに、各人の吉本に対する言葉を書きつづったものです。つまり、肯定・否定にかかわらず、各インタビューされる人の中にある吉本のDNA吉本の思想の痕跡を見出そうとする試みです。

 そのインタビューされた人たちは、姜尚中、上野千鶴子、宮台真司、茂木健一郎、中沢新一、糸井重里の6人です。

 私は、吉本の原理的な基点から構築していく理論の積み重ねに賛同しながらも、まさに、原理的であるが故に、”詩的”である、つまり発想の跳躍があるという点で、ひきつけられる人、反発を覚える人と別れて行くような感じがしていましたので、各人が、何に反発し、何に共感したのかということが分かり、なるほどという気がしました。

 この本を読み、在野でありながら、「共同幻想論」・「言語にとって美とは何か」・「心的現象論」など、そこには輸入哲学・思想や学説の紹介、切り張り論文などといったあしき学者にはない、自立する構築物としての力と美を感じているのは私だけではないようなのだなぁと思い知らされました。

 特に、上野千鶴子吉本は””がわかっていないよなぁという気持は、う〜んと思ってしまいました。そう言われて、分かっているよと言える男がいるのかなぁと思いますし、いたら変じゃないですか。共同幻想論の中では、唯一”対幻想”に関して、上野千鶴子は評価していました。共同幻想自己幻想という概念に関しては、なんら新規性を感じないが、対幻想だけは、新しい考え方で、いいと思ったが、その後、吉本との対談を通して、何か違うと感じたようです。

 どうも、吉本の言う、共同幻想としての国家という考え方などを含めて上野千鶴子は、本当に理解しようとしているのかなぁと思ってしまいました。

 何故、、上野千鶴子は、その根底に””を強調しているのか理解できないので、女性を苦手としている吉本に対して、””を強調する意味が全く分かりませんでした。

 さんのも、何故、韓国・朝鮮のことを吉本が取り上げないのかと思ったことがあるということが語ら絵ていましたが、全般的に見て、吉本に対する要求過度のような気もしないではいられませんでした。

 この本の評価が難しのは、どこまでがインタビューされた人の言葉であり、どこからが著者の感じを言葉にしたものなのかがわからないので、言葉の深さが分かりにくいという点にあるような気がします。

吉本隆明のDNA
朝日新聞出版
藤生 京子

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ






共同幻想論 (角川文庫ソフィア)
角川書店
吉本 隆明

ユーザレビュー:
ルール1 下部構造と ...
共同幻想論は文学だと ...
言葉の定義は自由です ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

共同幻想論 (1968年)
河出書房新社
吉本 隆明

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
SHARPER IMAGE イオニックブリーズMIDI レッド
SHARPER IMAGE イオニックブリーズMIDI レッド
吉本隆明のDNA 遍照金剛/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる