在イラク小川大使、標的に!!

 「DAY JAPAN 7月号」(デイズジャパン 刊)には、気になる記事が載っていました。

 一つ目は、在イラク日本大使の小川大使が、イラクのラマディーの病院に視察に行ったところ、銃撃を受け、米軍あるいは警備員が一人、死亡したということです。

 記事によれば、米軍の車両で隊列をなして、病院を訪問している時に、銃撃されたのだそうです。

 日本では、マスコミは一切、この報道をしていません。インターネットで検索しても、日本語で検索した結果、次のニュースしか引っかかってきませんでした。それは、イランの日本語インターネットのページである、JAPANESE RADIOです。

つながりにくいのですが、Japanese Radioでは、この件に関するニュースが掲載されています。


在イラク日本大使、銃撃事件の標的に
2009/05/16 Saturday 14:08:21 IRDT
イラクに駐在する日本大使を標的にした銃撃事件が発生し、ボディーガードが死亡しました。
イラクの衛星放送テレビ、アッシャルキーヤの報道によりますと、武装グループは15日金曜、イラクに駐在する日本の小川大使が、同国のアルアンバール州の州都ラマディーの病院を視察に訪れた際、同大使を銃撃し、これによりボディーガード1名が死亡したということです。
独立筋によれば、アメリカの駐留軍がテログループのネットワークを構築し、イラクの情勢不安の要因となっている、とされています

 この町の住民が、米軍により、無差別の銃撃を受けてきており、いかに悲惨な現状であるのか、写真が物語っています。したがって、米軍に対する嫌悪感は相当なものであり、その米軍に守られて、隊列をなしていくというのは、どんなもんなんでしょうか?

 住民が言うには、日本国と日本人は別だから、日本人を恨んではいないということでしたが、この町の住民に対して、米軍が行ってきた残酷な行為の積み重ねを、日本はどう考えているのだろうか? あまりにも無神経ではないでしょうか。

 小川大使の、このときの行動に関しては、この件には一切触れられず、産経新聞のニュースを見てみれば、次のように発表されているだけです。
 日本の小川正二・駐イラク大使は13日、2004年に米軍と武装勢力の大規模な戦闘が行われたイラク中部ファルージャを初めて視察した。在イラク日本大使館が14日、明らかにした。

 大使館によると、小川大使はイラク駐留米軍の担当者とともに、日本が復興支援するファルージャ市内の病院などを視察したという。

 日本のマスメディアが、如何に、大本営発表メディアになり下がっているか、端的に物語っています

 二つ目は、日本人家庭に嫁いだフィリピン女性に対するDVの実情です。

 本誌では、灯油をかけられ火をつけられたフィリピン人女性の写真が載っていました。大やけどをしていました。

 これから、外国の人の介護士の来日など、多くの外国人女性が来ることになりますが、このような、暴力が、実は氷山の一角なのではないかと危惧してしまいます。

 三つ目は、ソマリア沖の海賊の件ですが、今の風潮だと、あたかも、海賊という悪者を自衛隊がやっつけるという正義の構造で、海賊対策法案などが作られています。

 本当に、暴力で、解決できるものなんでしょうか?

 ソマリア沖での、日本や欧米各国による密漁などで、漁ができなくなってしまった漁師の話や、先進諸国による沖合への産業廃棄物の無法投棄などが取り上げられており、私たちは、ソマリアの海賊といわれるような人たちが、どうしてこのような海賊行為をしなくては生きていけなくなってしまったのかという、これまでの背景に対して、あまりにも無知すぎるのではないかと反省してしまいました。

 「海賊=悪」という単純な図式で、自衛隊の派遣を正当化し、ますます、軍事化に傾斜していく日本を危ぶむ人が増えていくのではないでしょうか。






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