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zoom RSS 天皇制と進化論

<<   作成日時 : 2009/05/29 20:11   >>

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 「天皇制と進化論」(右田 裕規 著/青弓社 刊)は、著者の修士論文に加筆訂正したのだということでした。

 一瞬、この対比は一体何なのだろうと思いましたが、そう言われてみれば確かに変だよなぁと思いました。

 アメリカでは、キリスト教f原理主義の強いところでは、進化論は、聖書の教えに反するということで、進化論を教育の現場から排除するということが今でも行われているという話があります。これは、今に始まったことでなく、昔からある話みたいです。

 同じように、よく考えると、天照大御神を始祖とする”皇国史観”とダーウィンの”進化論”とは、まさしく、キリスト教原理主義で問題となるように、あいいれない要素であり、天皇毛の生物学者ぶりを見ているものとしては、あれ、そう言われれば矛盾しているよなぁと思ってしまいます。

 戦後生まれの私としては、天皇は、人ですから、たとえば天皇が進化論者であってもおかしくないのですが、明治以降、第二次大戦が終了するまでは、天皇は神であり、神の子孫であり、われわれ日本人も、選ばれた民として神の子であるのですから、進化論とは相いれないのが当たり前。

 ところが、教育現場では、進化論を教えていたという、国体としての皇国史観と生産増強としての科学・進化論とが、矛盾でありながらも共存したいたのです。

 本書は、終戦まで、いかに、この矛盾が扱われていたのか、追及したもので、天皇自体の問題と国家権力としての問題とが語られていて、なるほどと納得します。

 天皇(昭和)が、即位しときに、ダーウィンの像を贈呈され喜んでいたとか、学者が、研究費の配分を確保するために、進化論を棚上げにした行動をとったとか、へぇ〜と思うことがかなりありました。

 キリスト教原理主義でも皇国史観の持主でもないのですが、、確かに、いわゆるダーウィンの進化論が、100%その通りかと思うと? という思いもあり、科学的ということが、時代と政治体制によりうまくつかわれるという言葉であることも理解していないといけないような気もします。

 この本は、明治から第二次大戦終結までの、根本的な矛盾をついていて面白いと思いました。

天皇制と進化論
青弓社
右田 裕規

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