続  いい家は無垢の木と漆喰で建てる

 「続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる」(神崎 隆洋 著/ダイヤモンド社 刊) は、前著が好評での続刊のようです。

 今回は、集成材と無垢材、断熱材、漆喰に的を絞ったような話となっています。それから、独自の荷重試験などを行い、建築というものに流布している一般論を検証していました。

第1章 無垢の木と集成材の強さを調べる(実験で無垢のヒノキは集成材より強いことがわかった
信じがたい公の強度試験データ ほか)
第2章 断熱材と断熱工法(断熱材に対する思い込みと事実
なんと繊維状の断熱材は結露やカビの発生はなかった ほか)
第3章 24時間換気扇の矛盾点(シックハウスと24時間換気扇取りつけの大きな問題点
安心な材料)
第4章 漆喰の不思議な力(空気がきれいで深呼吸したくなる家
まったく燃えない不燃材、その意味するもの ほか)
第5章 地質調査、耐震・免震、木の乾燥(地質調査と杭、地盤改良
耐震・制震・免震について ほか)


 集成材というのは、板を何枚も貼り合わせて一本の角材のようにしたもので、表面を”つき板”と呼ばれる薄い化粧板をつけてものが、家具などでよくつかわれます。

 私も勘違いしていたのですが、張り合わせるので、一本の木である無垢材よりも強度があると思っていました(公的にも、そうなっているのに驚きました)が、実験結果を見ると、明らかに、集成材より、無垢材の方が強度があるという結果がでてきました。

 そして、何しろ、張り合わせるのに使用する接着剤が、体に良くない。これが大きな問題です。

 また、根太んどの基礎材料に使用されるホワイトウッドなど(輸入松)などでは、シロアリの被害が大きいため、防蟻剤を塗布するのですが、なんと、その薬品も体に良くないのだそうです。

 つい最近、事務所に、火災検知器が設置されました。なんでも、消防法かなんかが変わり義務付けられたのだそうで、大家さんが取り付けていきました。この本によると、24時間換気扇を回し、2時間に一回は、家の中の空気を全部入れ替えなければいけないという法律になったそうです。罰則規定もある!!

 本当かよ! と思いました。

 そもそも、何で24時間も換気扇を回して空気を入れ替えなくてはいけないのかいえば、新建材など石油製品を使った建材を豊富に使用するため、建材から出てくる有毒ガスなどで人間がおかしくなってしまうからではないのかと思ってしまいます。

 これでは、本末転倒ですね。

 断熱材に至っては、燃えやすく、燃えると一酸化炭素を膨大な量排出するウレタンフォームを使うなど、なんで、こんな危険なものが、認められているのかと不思議に思ってしまいます。

 火事になり、一酸化炭素中毒で亡くなられえる人が多いように感じます。

 消防法など、誰を向いて、誰のための法律なのかと疑問に思ってしまいます。

 この本を読むと、ますます、日本では、ヒノキ、ヒバ、杉などの国産材で、無垢材を使用し、漆喰で保護した家を立てたくなってしまいますね。

 いつの間にか、工業製品の画一化社会に飼いならされた生活を強いられてしまっているようです。

 続編では、いろいろな実験データや写真を豊富に使い、いかに常識や行政が進める方法がまやかしなのかがよくわかります。

続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる
ダイヤモンド社
神崎 隆洋

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのトラックバック

  • いい家は無垢の木と漆喰で建てる

    Excerpt:  「いい家は無垢の木と漆喰で建てる」( 神崎 隆洋 著/ ダイヤモンド社)という本が、無くなるかと思ったら、今日は、逆に、平積みの高さが高くなっていました。 Weblog: 遍照金剛 racked: 2009-04-26 20:17