となりの神さま

 「となりの神さま ニッポンにやってきた異国の神々の宗教現場」(裵 昭 著)の表紙を飾っているのは、イスラム教のモスクではないですか。

となりの神さま


 はて、と思ってよく見ると、実は、このモスクは、東京なのでした。

 著者の裵 昭(ペ・ソ)さんは、1956年福岡県生まれで、日本生まれ日本育ちの在住コリアンのフォトジャーナリストです。ライフワークは、日本国内における外国人離散民(ディアスポラ)や異邦人の宗教現場取材との事です。

 この本は、3章からなり、”各宗教の紹介”、”占い師”、”祭りと弔い”の構成になっていますが、第一章の各宗教の紹介がメインとなっており、各地の宗教の写真が掲載されております。

 イスラム教ロシア正教韓国キリスト教ミャンマー仏教チベット仏教ジャイナ教道教などなど、日本に、こんなにあるのかと思わせるほどの各宗教の宗教施設と、そこに集まる信者の姿を撮えています。

 本の序文に、”歌舞伎町にやってくるのは人だけではない。人がやってくれば神様もやってくるのだ”とあります。特に、日本がバブル期だった頃、とにかく日本に行けば儲かるということで多くの外国人の人が来て住み着いたということが大きかったみたいです。

 イスラム教の施設に関する記事が一番ボリュームがあり、特に、表紙を飾るモスクは、”東京ジャーミー”といい、その大きさや美しさから群を抜いている施設と思われます。

 「東京ジャーミイ」は、トルコ文化センターという名前でもわかるように、トルコの人達によって建てられたモスクで、基礎工事は日本の建築会社がおこなったのですが、上者は、トルコから建築関係者を呼んで建てたそうです。

 「東京ジャーミイ」の「ジャーミイ」はトルコ語で「モスク」のことだと言うことなので、「東京モスク」ともいわれ、代々木の地に、2000年6月30日に開堂したとの事。そういえば、首都高速で見て、なんだろうと思ったのはこの建物だったのかもしれませんね。

 このように立派な建物から、簡素な1部屋の施設に至るまで、著者は、各地の施設を取材してカメラに収めています。

 異国の地で、苦労をしている人たちの心の寄る辺となっている様々な宗教施設には、本当に、様々な国や民族のアイデンテティを保つための精神的支柱になっている様子が、この本から汲み取ることが出来ます。

 この本の紹介文には、次のように書いてあります。

アパート、雑居ビル、住宅街……。
あなたの近所に世界の神々がいる!
木造アパートの6畳間が道教のお寺、雑居ビルの一室にミャンマー寺院、裏山でイスラム教徒の土葬……。出稼ぎや移住、国際結婚などにより日本にやってきた外国人とともに、世界各国の神さまたちも続々と入国し、我々の身近な場所に鎮座している。著者が10年に渡り撮り続けてきたその衝撃の現場を紹介。

合掌 by 遍照金剛


となりの神さま
扶桑社
裴 昭

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著者:古谷正仁出版社:日本基督教団出版局サイズ:単行本ページ数:144p発行年月:2008年04月こ

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