山古志村のマリと三匹の子犬

 今日も、新潟中越地区で大きな地震があり、沢山の被害が出てしまいました。まだ、余震が続いているみたいなので心配です。

 「山古志村のマリと三匹の子犬」(桑原 真二大野 一興 著、ikko 絵)は、きしくも、2004/10/23に起きた新潟県中越地区での大地震のときに、崩れた家の下敷きとなった飼い主を励まし、生還させたメスの柴犬・マリの物語です。

山古志村のマリと三匹の子犬


 本書は、その救われた五十嵐さんから話を聞いた著者が書き起こし、2005/2/23には、文藝春秋社より、初版が発行されて以来、今回で第8版になるということでした。また、この本を原作にして映画化され、今年の12月8日より公開されるということです。

 ちょうど震災のあった日に3匹の子犬を産んだマリは、崩れた瓦礫の下、何度も何度も、首に食い込む首輪を外そうとしますが、なかなか外れません。ようやく、ちょっとしたきっかけで首輪が外れた時には、マリの首は、痛々しいほど、傷がついていました。

 首輪が外れたマリは、生んだばかりの子犬を一通り安全な場所に移し、2階へと上がって行きます。そこには、飼い主の五十嵐さんが、崩れた柱の下敷きになっているのでした。飼い主の元に行き着くことが出来たマリの体は、瓦礫をかいくぐってきたため傷だらけ、それでも、五十嵐さんを見つけると、心配そうに、見つめ顔を嘗め回します。

 しばらくの間、五十嵐さんの元にいると、また子犬のところへ戻って行きます。そんなことを5回も繰り返しているうちに、生きることをあきらめかけていた五十嵐さんは、マリの励ましに力を得て、何とか柱を除けて這い出すことが出来るのでした。

 そんな五十嵐さんを救援のヘリコプターが助け出す時、つらい別れが待っているのでした。人名救助を優先するため、犬は助けられないのです。仕方なく、ビーフジャーキーなどの食べ物をマリのところにおいて、五十嵐さんは、マリから離れた行ったのでした。

 何日か後に、ようやくマリの元に行くことが出来たのですが、そのとき、ふっくらとしていたマリは、面影もないぐらいやせ細っていたのでした。

 そして、心配していたマリの子供たちも、全部無事生きていました。

 この話を聞くと、タモリのテレビ番組で何回かやっていた、”飼い犬は飼い主が急に倒れた時に、どおゆう行動を取るか”という番組で、なんだ~と思わせる犬ばっかりだったので、マリは、本当に、すごい犬だなぁと感心してしまいます。

 メスであること、子供を生んだばかりであることなどが関係しているのでしょうか?

 それにしても、飼い主を愛していなければ、いくら犬でも、こんなことはしないですよね。猫に比べれば、やはり、犬は、優れているんでしょうか? でも、猫は、飼い主の血をなめて、恨みを晴らしてくれるかもしれません。

 今日の地震で、マリはどうだったんでしょうか?

 関連サイトには、次のようなものがあります。

 映画「マリと子犬の物語」の公式サイト

 財団法人NHKサービスセンターから、「山古志村のマリと三匹の子犬(朗読)版」が販売されています。

合掌 by 遍照金剛

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック