我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る

 本屋さんの本棚に差し込まれていると、目立たないので残念なのですが、「我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る -防衛省元幹部3人の志ー」(小池 清彦・竹岡 勝美・箕輪 登 著)を読んでみた。”防衛省元幹部”が、どう語っているのかと思い興味を持ったからです。

我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る


 著者3人の略歴を記すと、

 小池 清彦
  1937年新潟県生まれ。防衛局計画官、教育訓練局長などを歴任し退官。加茂市長。

 竹岡 勝美
  1923京都府生まれ。防衛庁人事局長、調達実施本部長などを経て退官。

 箕輪 登
  1924年北海道生まれ。衆議院議員として8期連続当選。防衛政務次官、郵政大臣、党副幹事長、衆議院安全保障委員会委員長などを歴任。
  2004年1月自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟を起こす。
  2006年5月死去。

ということで、第二次世界大戦を経験され、自衛隊に関わってきた人たちです。

 基本的には、現行憲法の下で、自衛隊は、防衛としての軍隊であり、十分機能しているので、改憲の必要がないし、「世界から尊敬される憲法9条」を大切にしないといけないということを言われています。

 「国際貢献」という言葉でいわれるが、実体は「米国貢献」である。

 「米軍への補給協力」は、まぎれもなく「軍事行為」である(兵站作業は、重要な軍事行為である)。

 日本は、「世界の警察」になってはいけない。

 長たるもの、「部下の命」を考えるのが先決である。

 1年間の強制的な「ボランティアの導入」などは、最終的には「徴兵制」に行き着く。

 タカ派といわれた人たちが、「イラク特措法」にこぞって反対している姿を見ると、このような戦争体験者たちが、少なくなっていくのが残念でなりません。

 小泉外交は出身派閥である清和政策研究会の伝統的な親米路線であり、打倒経世会であるということから、米国からの”年次改革要望書”を実行に移していると言われます。日本に、原爆を2発も落としたのは、何処の国なんだろうか?

 ”兵を動かせば、国が滅びる”ということを、真剣に考えなければならないのではないでしょうか? 

 なんと言っても、子供だましの勇ましい姿より、平和な世界でしょう。著者たちは、後世の人たちのことを真剣に憂えています。

 この本の内容は次の通りです。

<目次>


第一部 小池清彦の証言 国民の血を流さない保障が9条だ

第二部 竹岡勝美の決意 憲法9条改定論を排す

第三部 箕輪登の遺言  命をかけて自衛隊のイラク派兵阻止を訴える

解説 自衛隊イラク派兵差止訴訟と箕輪さん 佐藤博文
我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る―防衛省元幹部3人の志
かもがわ出版
小池 清彦

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