さかなとなみだ

 さかなクンといえば、東京海洋大客員助教授になっていますが、テレビチャンピオンに出演していた時から好感を持っています。

 彼のいじめに対する意見が、「広い海へ出てみよう」と題して、朝日新聞2006年12月2日号に掲載されました。

 彼も、いじめにあっていたそうですが、実は、魚の世界でも同じだそうです。

 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。


 ”メジナ”といえば、磯釣りということで、私たち人間は、釣り上げてしまいますがねぇ。”メジナ”の世界も大変なのなのでしょうか?

 今日、本屋さんで本を読んでいたら、この話を絵本にしたものが店頭に並べられていました。「さかなとなみだ」(二見書房 刊)です。前半部分が、絵本となっており、後半がエッセイとなっています。32ページ程度の本ですが、シンプルな表紙で、とてもよかったです。

 この本、さかなクンの公式ホームページでも、二見書房のサイトでも、宣伝が見当たらなかったですね。どうしたんでしょうか....?

 で、この話を読むと、少人数で逃げ場のない教室で、少人数だから教師の目が届くという利点を無にするだけの、動物としての人間の性質を見るような気がします

 確かに、1クラス50人以上、10クラスなんていう集団であった私たちには、何かうまくいかないことがあっても、適当にウマの合う子がいて、今の子のように、存在基盤を失うことはなかった気がします。

 やはり、閉じじられた世界に押し込めるのは、教師にも、生徒にも、いい結果は生まないんではないでしょうか。

 ”広い海に出てみよう!”

*2007/5/16

 本の題名を勘違いしていました。修正します。

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